2025/03/24公開
2026/03/18更新
こんにちは、広報部長です!
「伝わる」ってデザインにおいてとっても大切な要素です。
良さがわかるデザイン、特徴がわかるデザイン、魅力的なデザイン、すべてデザイナーの意図が伝わっているからそのように見えるんです。
日々お客さまとさまざまなデザインを世に送り出しているT3デザインですが、この「伝わる」をキーワードとしてとても大切にしています。特に化粧品パッケージデザインは、第一印象でぐっとお客さまの心をつかめなくてはなりません。
商品の魅力を考え抜いた先に得たひらめきで、心が躍る、誰もが共感する美しさを表現したいと考えています。
さて、今回はそんな「伝わる」パッケージデザインについてのお話と、T3デザインの実績から厳選した化粧品パッケージをご紹介。自信作ばかりですのでお見逃しなく◎
1. 目指すのは「伝わる」パッケージデザイン
パッケージは、ぱっと見て伝わること、手に取ってわかることがとても大切です。ビジュアルで、手触りで、商品の良いところが直感的に伝わる、T3デザインでは、そんなデザインを目指しています。
パッケージデザインにおいて「伝わる」ということはとても大切な要素です。商品の魅力がどんなものか追求し、世界観を確立できたところで、それを的確にお客様に伝えることができなければ意味がありません。
特に新商品や特殊な商品の場合は、機能や効果、品質などユニークな特徴がなるべくひと目で、直感的に伝わるようにデザインする必要があります。さらに、競合商品がある場合には、どこが他社製品より優れているのか、差別化を図れるメリットはどこなのかを主張することも重要。シリーズであれば、全体としてのテーマを際立たせつつ、アイテムごとのメリットの違いを明確にすることも外せません。
例えばこの後ご紹介する「ツヤゴロモシリーズ」。一貫して「豊かな美髪」がテーマにあるヘアケアシリーズです。

艶やかな美髪を想起させるゴールドのラインを軸に、効果ごとにラインを取り巻くモチーフが変化。ひとまとまりのシリーズとしての認識は押さえつつ、効果が視覚的に歴然と分かるビジュアルを採用しています。さらに文字はなるべく最低限にすることで、よりくっきりと伝えたいメリットが浮かび上がっています。
どんな商品にも盛り込みたい要素はたくさんありますが、詰め込み過ぎは混沌を招き、結局何も伝わらないという悪循環を産むことにもなります。この「伝わる・伝える」匙加減がデザイナーの腕の見せ所なのです。
2. これが「伝わる」化粧品パッケージだ!実績10選
T3デザインが手がけた「伝わる」化粧品パッケージデザイン、ここでご紹介します◎
2-1. ボディスムーザー ホワイトローズの香り(株式会社ハウス オブ ローゼ)
みずみずしい透明感とエレガントさを併せ持つ、落ち着いたブルーをキーカラーに採用。店頭で華やかさとアイキャッチ性を演出すると同時に、2020年版のデザインからの刷新感を明確に打ち出しています。
さらに、咲き誇るホワイトローズを美しいラウンドリースとして配置し、全身を柔らかく包み込んでくれるような印象に演出。イラストは「バラ」とわかりやすいように抽象化しすぎないバランスを最優先に、繊細な水彩タッチで表現しました。色彩とタッチ、そして配置の絶妙なバランスが、清らかで贅沢な香りの世界観を伝えています。
2-2. PRORY モイストリペアシリーズ(ロート製薬株式会社)
髪に不足していた栄養を全体に行き渡らせて、健康な素髪へと再生するサイエンス発想のヘアケアシリーズ「PRORY」のパッケージデザイン。製薬会社発のヘアケアブランドだからこそ実現できる、高い効果と品質を感じられる洗練されたデザインに仕上げました。ブランドカラーは、満ち足りた栄養を連想させる濃いオレンジを採用。5種のプロテイン由来の機能性保湿成分が髪の芯まで行き渡り、健康な髪を作り上げるさまを、強弱をもたせた繊細なラインと、五角形で構成したシンボルマークで表現しています。
2-3. ヴァシリーサ ヌード ワン レモンケーキ オードパルファム(株式会社フィッツコーポレーション)
レモンをイメージしたカラーリングに、スイーツのコーティングを想起させるような艶感を加えることで、見ているだけで甘い香りが漂ってくるような印象に。さらに、苦味や酸味を感じさせるような「くすみ」を取り入れることで、ただ甘いだけではない、大人の女性に響く深みを演出しています。
「Lemon Cake」の表記には、まるでパティスリーのような洗練されたフォントを選定することで、とことん美味しそうな雰囲気を追求しています。また、箱の側面にパウンドケーキから着想を得た淡い色味を採用し、パッケージ全体に統一感と落ち着きを与えました。
ボトル本体にはシュガーコーティングをイメージしたホワイトのグラデーション塗装を施すことで、香りだけでなく視覚からも「レモンケーキ」の特別感と洗練された甘さを魅惑的に表現しています。
女性の心を動かす化粧品パッケージデザインとは?T3デザインがデザイン制作した事例を紹介!
2-4. hyumy(アルペンローゼ株式会社)
ブランド名の由来であるフィンランド語の「hymy(笑顔)」、その中心に「U(YOU=あなた)」を配置した「hyumy(ヒュミ)」。この名前に込められた「あなたの笑顔を輝かせたい」という想いを、デザインの核心に据えました。ロゴタイプでは中央の「U」を緩やかに微笑む口の形に見立て、大人の日常にふとした微笑みをもたらす「隠れスマイル」のような遊び心を忍ばせています。
パッケージのカラーリングは、単なる華やかさではなく、日常にそっと寄り添うような優しく穏やかなトーンを採用。心がふわりと軽くなるような晴れやかな色彩は、エイジングという変化を前向きに捉える大人の女性にふさわしい、健康的で幸福感に満ちた佇まいを表現しました。
機能性の先にある「使う人の心まで整える」というブランドの姿勢を、一貫したビジュアルメッセージへと昇華させています。
2-5. 薬用美白 ちゅらさんご オールインワンクリーム(有限会社マイケア)
ちゅらさんご フェイストリートメント のシリーズ展開品としてデザインされた、オールインワンクリームのパッケージデザインです。
サンゴ柄やマットな質感、ゴールドのラインといった前作のデザイン要素を踏襲しつつ、容器の形状に合わせてロゴを縦組みから横組みへと変更しました。
ライン使いしたくなるような一体感と、洗練された印象を両立させたデザインです。
2-6. médelle(THE WORLD株式会社)
「自分が人生のヒロインであると気づくボディケアブランド」がコンセプトの「médelle」のリニューアルデザインを担当しました。パッケージデザインはヒロインに届く招待状をモチーフに「使うたび気分が上がっていくアイテム」として清潔感のある印象に。また、ブランドカラーとしてヒロインの白いドレスに落ちる綺麗な青い影のような水色を「médelle Blue」と設定しました。ブランドイメージを象徴するイメージカットではヒロインの部屋を想起させるような構成で撮影ディレクションを行いました。
2-7. BELLEFIN(株式会社ヤクルト本社)
BELLEFINのリニューアルに伴い、KV、パンフレットのデザインをいたしました。あふれるたくさんのヒアルロン酸で、ベルフェだけの至福のうるおいに包まれる様子を、やわらかなパープルのグラデーションで心地よい浸透感を演出しています。サンプル付きパンフレットは美容液ボトル本体の形状にカットし、開くとうるおいがあふれ出すデザインになっています。
2-8. シェアロユー ヘッドスクラブ(株式会社スキューズミー)
shareloú(シェアロユー)は、大切な人とシェアできるトータルケアブランド。「ふたりの暮らしに、shareloúがあるとなんだか心地いい」と思ってもらえるプロダクトを目指しました。「大切な人とずっと一緒に居ることができますように」という願いを込めて、手書き文字のロゴは初めと終わりのラインを延ばし、パッケージを一周する一本の線として繋がっています。
2-9. ツヤゴロモシリーズ(株式会社ファンケル)
日本人本来の艶やかで豊かな美髪に導くシャンプー&トリートメント「ツヤゴロモ」のパッケージデザインです。髪の悩みに合わせて2つのタイプがあり、パサついたり、まとまりにくい髪向けのミネラルリペアには真っ直ぐしなやかに伸びる力強いモチーフを、ハリやコシが気になってきた髪向けのバイタルボリュームにはふわりと流れる健やかなモチーフで、それぞれの機能性を想起させます。また、モチーフの中に一筋の輝くゴールドのラインを添えて、深みのある色に映える美しく艶やかな美髪を象徴的に表現します。
2-10. AND MIRAI(株式会社ファンケル)
2018年の発売時にパッケージデザインに携わらせていただいたAND MIRAIのデザインリニューアルです。うるおいが巡り、循環していく機能感と、シンプルで美が極まるような上質感。自信に満ちた肌へ導く、ワンランク上のスキンケアブランドにアップデートしました。デザインは、一つ一つの色や質感にこだわることで、個々のアイテムの効能を際立たせつつ、&のマークを象徴的に見せることでブランドの顔とし、新しく生まれ変わったAND MIRAIの美しい世界観を作りました。
使うたびに好きになる。化粧品の容器デザイン入門














