2025/03/24公開
2026/09/24更新
こんにちは、広報委員長です!
「伝わる」ってデザインにおいてとっても大切な要素です。
良さがわかるデザイン、特徴がわかるデザイン、魅力的なデザイン、すべてデザイナーの意図が伝わっているからそのように見えるんです。
日々お客さまとさまざまなデザインを世に送り出しているT3デザインですが、この「伝わる」をキーワードとしてとても大切にしています。特に化粧品パッケージデザインは、第一印象でぐっとお客さまの心をつかめなくてはなりません。
商品の魅力を考え抜いた先に得たひらめきで、心が躍る、誰もが共感する美しさを表現したいと考えています。
さて、今回はそんな「伝わる」パッケージデザインについてのお話と、T3デザインの実績から厳選した化粧品パッケージをご紹介。自信作ばかりですのでお見逃しなく◎
- 目指すのは「伝わる」パッケージデザイン
- これが「伝わる」化粧品パッケージだ!実績10選
- マイルドクレンジングオイル含む2026年リニューアルパッケージ(株式会社ファンケル)
- ビフェスタ 泡洗顔 ディープクリア/ブライトアップ/セラムモイスト エスターバニーデザイン(株式会社マンダム)
- チャコット ピュアホットチーク(チャコット株式会社)
- kinoka(ユースキン製薬株式会社)
- ボディスムーザー ホワイトローズの香り(株式会社ハウス オブ ローゼ)
- PRORY モイストリペアシリーズ(ロート製薬株式会社)
- ヴァシリーサ ヌード ワン レモンケーキ オードパルファム(株式会社フィッツコーポレーション)
- hyumy(アルペンローゼ株式会社)
- médelle(THE WORLD株式会社)
- ツヤゴロモシリーズ(株式会社ファンケル)
- 商品の魅力、伝えます!
1. 目指すのは「伝わる」パッケージデザイン
パッケージは、ぱっと見て伝わること、手に取ってわかることがとても大切です。ビジュアルで、手触りで、商品の良いところが直感的に伝わる、T3デザインでは、そんなデザインを目指しています。
パッケージデザインにおいて「伝わる」ということはとても大切な要素です。商品の魅力がどんなものか追求し、世界観を確立できたところで、それを的確にお客様に伝えることができなければ意味がありません。
特に新商品や特殊な商品の場合は、機能や効果、品質などユニークな特徴がなるべくひと目で、直感的に伝わるようにデザインする必要があります。さらに、競合商品がある場合には、どこが他社製品より優れているのか、差別化を図れるメリットはどこなのかを主張することも重要。シリーズであれば、全体としてのテーマを際立たせつつ、アイテムごとのメリットの違いを明確にすることも外せません。
例えばこの後ご紹介する「ツヤゴロモシリーズ」。一貫して「豊かな美髪」がテーマにあるヘアケアシリーズです。

艶やかな美髪を想起させるゴールドのラインを軸に、効果ごとにラインを取り巻くモチーフが変化。ひとまとまりのシリーズとしての認識は押さえつつ、効果が視覚的に歴然と分かるビジュアルを採用しています。さらに文字はなるべく最低限にすることで、よりくっきりと伝えたいメリットが浮かび上がっています。
どんな商品にも盛り込みたい要素はたくさんありますが、詰め込み過ぎは混沌を招き、結局何も伝わらないという悪循環を産むことにもなります。この「伝わる・伝える」匙加減がデザイナーの腕の見せ所なのです。
2. これが「伝わる」化粧品パッケージだ!実績10選
T3デザインが手がけた「伝わる」化粧品パッケージデザイン、ここでご紹介します◎
2-1. マイルドクレンジングオイル含む2026年リニューアルパッケージ(株式会社ファンケル)
思わず「これはなんだろう?」と目が留まるフックのあるグラフィックと、過密な売り場でも目を惹くシリーズ独自の世界観を確立。商品の最大の強みが一瞬で伝わるキャッチコピーを見やすく配置することで、単体としての魅力はもちろん、複数商品が並んだ際にも大きな「面」を作って店頭でのインパクトを最大化する効果を狙いました。
2-2. ビフェスタ 泡洗顔 ディープクリア/ブライトアップ/セラムモイスト エスターバニーデザイン(株式会社マンダム)
店頭で瞬時にコラボアイテムであることが伝わるよう、インパクトのある大胆なレイアウトと世界観の構築にこだわりました。
エスターバニーに登場する3キャラクターが持つ、個性豊かで愛らしいビジュアルをボトルの前面に大きく配置。それぞれのSKUごとにキャラクターのイメージカラーを鮮やかに連動させることで、全種類を並べたくなるような楽しさを演出しています。
さらに、背景にはエスターバニーの世界観をぐっと際立たせるキュートなハートの総柄をあしらい、毎日の洗顔タイムが楽しみになるような、ターゲットの心に響く特別感あふれるパッケージに仕上げました。
2-3. チャコット ピュアホットチーク(チャコット株式会社)
バレンタインを象徴するハートのパターンを全面に配置し、まるで丁寧に包まれたギフトの「包装紙」に特別なラベルを貼ったような、情緒あふれるデザインを追求しました。
パッケージ中央をあえて抜き加工にすることで、商品の最大の特徴であるチョコレートのようなマーブル模様をグラフィックの一部として大胆に融合。ラベルを模した枠の中には、バレエの象徴であるトゥシューズを「宝物」のようにさりげなくあしらい、チャコットならではのアイデンティティを表現しました。
中身の美しさを活かしながら、手に取るたびに背筋が伸びるような気品と、自分へのご褒美にふさわしい特別感を演出しています。
2-4. kinoka(ユースキン製薬株式会社)
「kinoka」の最大の特長である「木の香り」を、あえて装飾を加えずストレートに表現することを核に据えました。
パッケージそのものが「一本の木」として店頭に存在しているかのような、意図的な違和感を生むデザインを採用。情報が溢れる売り場において、この視覚的なフックが消費者の目を釘付けにし、「本物の木の香り」という製品メッセージを瞬時に、かつ強力に伝えます。
この大胆なアプローチにより、既存の製品群とは一線を画す圧倒的な差別化と、一度見たら忘れられない記憶に残るインパクトを実現しました。また、キービジュアルや什器などの販促物は徹底してシンプルに徹することで、主役である製品の個性を最大限に際立たせ、ブランドの世界観をより純粋に引き出す設計に仕上げています。
2-5. ボディスムーザー ホワイトローズの香り(株式会社ハウス オブ ローゼ)
みずみずしい透明感とエレガントさを併せ持つ、落ち着いたブルーをキーカラーに採用。店頭で華やかさとアイキャッチ性を演出すると同時に、2020年版のデザインからの刷新感を明確に打ち出しています。
さらに、咲き誇るホワイトローズを美しいラウンドリースとして配置し、全身を柔らかく包み込んでくれるような印象に演出。イラストは「バラ」とわかりやすいように抽象化しすぎないバランスを最優先に、繊細な水彩タッチで表現しました。色彩とタッチ、そして配置の絶妙なバランスが、清らかで贅沢な香りの世界観を伝えています。
2-6. PRORY モイストリペアシリーズ(ロート製薬株式会社)
髪に不足していた栄養を全体に行き渡らせて、健康な素髪へと再生するサイエンス発想のヘアケアシリーズ「PRORY」のパッケージデザイン。製薬会社発のヘアケアブランドだからこそ実現できる、高い効果と品質を感じられる洗練されたデザインに仕上げました。ブランドカラーは、満ち足りた栄養を連想させる濃いオレンジを採用。5種のプロテイン由来の機能性保湿成分が髪の芯まで行き渡り、健康な髪を作り上げるさまを、強弱をもたせた繊細なラインと、五角形で構成したシンボルマークで表現しています。
2-7. ヴァシリーサ ヌード ワン レモンケーキ オードパルファム(株式会社フィッツコーポレーション)
レモンをイメージしたカラーリングに、スイーツのコーティングを想起させるような艶感を加えることで、見ているだけで甘い香りが漂ってくるような印象に。さらに、苦味や酸味を感じさせるような「くすみ」を取り入れることで、ただ甘いだけではない、大人の女性に響く深みを演出しています。
「Lemon Cake」の表記には、まるでパティスリーのような洗練されたフォントを選定することで、とことん美味しそうな雰囲気を追求しています。また、箱の側面にパウンドケーキから着想を得た淡い色味を採用し、パッケージ全体に統一感と落ち着きを与えました。
ボトル本体にはシュガーコーティングをイメージしたホワイトのグラデーション塗装を施すことで、香りだけでなく視覚からも「レモンケーキ」の特別感と洗練された甘さを魅惑的に表現しています。
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2-8. hyumy(アルペンローゼ株式会社)
ブランド名の由来であるフィンランド語の「hymy(笑顔)」、その中心に「U(YOU=あなた)」を配置した「hyumy(ヒュミ)」。この名前に込められた「あなたの笑顔を輝かせたい」という想いを、デザインの核心に据えました。ロゴタイプでは中央の「U」を緩やかに微笑む口の形に見立て、大人の日常にふとした微笑みをもたらす「隠れスマイル」のような遊び心を忍ばせています。
パッケージのカラーリングは、単なる華やかさではなく、日常にそっと寄り添うような優しく穏やかなトーンを採用。心がふわりと軽くなるような晴れやかな色彩は、エイジングという変化を前向きに捉える大人の女性にふさわしい、健康的で幸福感に満ちた佇まいを表現しました。
機能性の先にある「使う人の心まで整える」というブランドの姿勢を、一貫したビジュアルメッセージへと昇華させています。
2-9. médelle(THE WORLD株式会社)
「自分が人生のヒロインであると気づくボディケアブランド」がコンセプトの「médelle」のリニューアルデザインを担当しました。パッケージデザインはヒロインに届く招待状をモチーフに「使うたび気分が上がっていくアイテム」として清潔感のある印象に。また、ブランドカラーとしてヒロインの白いドレスに落ちる綺麗な青い影のような水色を「médelle Blue」と設定しました。ブランドイメージを象徴するイメージカットではヒロインの部屋を想起させるような構成で撮影ディレクションを行いました。
2-10. ツヤゴロモシリーズ(株式会社ファンケル)
日本人本来の艶やかで豊かな美髪に導くシャンプー&トリートメント「ツヤゴロモ」のパッケージデザインです。髪の悩みに合わせて2つのタイプがあり、パサついたり、まとまりにくい髪向けのミネラルリペアには真っ直ぐしなやかに伸びる力強いモチーフを、ハリやコシが気になってきた髪向けのバイタルボリュームにはふわりと流れる健やかなモチーフで、それぞれの機能性を想起させます。また、モチーフの中に一筋の輝くゴールドのラインを添えて、深みのある色に映える美しく艶やかな美髪を象徴的に表現します。
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