こんにちは!広報部長です☆彡
商品開発やパッケージをデザインする時、どんな情報が必要だと思いますか?
「ターゲットは30〜40代女性です」
「健康志向の方を想定しています」
もちろん間違いではありません。でもその情報だけでデザインの方向性を決めようとすると、「結局どんな人に向けたデザインなの?」がとっても曖昧になってしまうんです!
えっ、じゃあどうすればいいの?
「ペルソナ」を設計しましょう!!
というわけで今回は「ペルソナ」のお話。デザインの根拠づくりにも欠かせないペルソナの考え方や作り方、そしてパッケージデザインとの関係について解説しますよ◎
1. ペルソナって何?

ペルソナとは、商品やサービスを利用する代表的なユーザー像を具体的に描いたもの。「 “ターゲット” とは違うの?」と思いますよね。簡単に言うと「ペルソナ」は「ターゲット」をもっともっと具体的に掘り下げて作った「人物像」です。
たとえば「ターゲット」の場合は、
30代女性
共働き
子育て世代
のような範囲の設定ですが、これを「ペルソナ」に落とし込むと、
35歳
共働き
小学生の子どもがいる
平日は忙しく、買い物はECが中心
健康には気をつかいたいけど、栄養管理に時間はかけられない
こんな感じ。生活背景や価値観まで掘り下げてより具体的な「人物」にするんですね。
ペルソナは単なる属性だけではなく、「どんな毎日を送り、何に悩み、何を求めているのか」を具体化することがポイントです。
2.なぜパッケージデザインにペルソナが必要なの?

パッケージデザインは「誰に選ばれたいのか」を形にする作業。
健康食品を例にすると、
本格的な健康管理をしたい人
美容を意識している人
忙しい毎日を効率化したい人
それぞれみんな健康食品を購入する理由がある人たちですが、魅力に感じる表現がかなり違いますよね。
それぞれに刺さる表現を考えると、シンプルで機能的なデザインが響く場合もあれば、やさしさや安心感を感じるデザインが求められる場合もあります。
つまり、色や写真、コピーなどを総合して作り出す「パッケージの世界観」は、「誰に届けたいか」によって変わるということ。ペルソナとは、そのデザインの判断基準をつくるための土台なんです◎
3.やってみよう!ペルソナ設計

ではここで、ペルソナ設計の具体的なステップについて解説しますね。
ステップ1. 顧客を知る
まずは既存顧客や想定顧客について情報を集めましょう。その方法としては、アンケート、インタビュー、SNSの投稿、webサイトのレビュー、営業担当へのヒアリングなどなどたくさんあります。まず必要なのはデータ!ぜひ実際の声を拾い集めたいところです。
ここで大切なのは「どんな人が買ったか」だけではなく「なぜ買ったのか」を探ること。購入の決め手に関するデータは、具体的に売れるデザインにつなげやすい情報です。
ステップ2. 本音や価値観を整理する
ペルソナ設計では、属性以上に価値観が重要です。
たとえば「健康食品を購入する」という行動の裏側の裏側を考えてみましょう。
家族の健康を守りたいから?
将来の不安を減らしたいから?
手軽に栄養を摂りたいから?
いろんな購入の動機が隠れていますよね。
ユーザーの本音を考えて整理することで、どんな価値を伝えると「刺さる」のかが見えてきます。
ステップ3. 1人の人物としてまとめる
いよいよ集めた情報をもとに、ひとりの人物像としてまとめます。
設定する項目は、
年齢
職業
家族構成
ライフスタイル
悩み
情報収集方法
購買行動
などが一般的。細かく作り込み過ぎてしまうのも逆効果ですが、ある程度「実際にいそうな人物」としてイメージできる状態を目指しましょう。
4. ペルソナからパッケージデザインはどう決まるの?

さて、なぜパッケージをデザインするためにペルソナを設計するのでしょうか? それは「その人に選ばれるためのデザインの方向性を見つけるため」です。買って欲しい人物を想定して、買ってくれそうなデザインを考えるということですね。
ここで、架空の商品を例に考えてみましょう◎
お題は「健康食品」。ペルソナはこんな風に設定してみました!
お名前:佐藤 美咲さん(35歳)
共働き
小学生の子どもがいる
平日は仕事と家事で忙しい
健康には気を遣いたい
SNSやECで情報収集をする
「頑張りすぎず、無理なく続けられること」を大切にしている
この人物像から見えてくるのは、「健康オタク」ではなく、「忙しい毎日の中で手軽に健康を取り入れたい人」というイメージ。これを踏まえて、デザインの方向性を絞ります。
世界観を考える
ペルソナによって、魅力的に感じる世界観も当然変わります。
今回の佐藤さんなら、専門家っぽさやストイックさ、高機能感よりも、もっと自然体で暮らしになじみやすい、続けやすい雰囲気の方が親和性が高いのではないでしょうか。
色の方向性を考える
健康食品って、一般的にはちょっと真面目で、濃い色が使われていて、専門性が高そうなイメージではないですか? でも、その印象でパッケージを組み立てたとして、このペルソナの人物が手に取ってくれるかというと、ちょっと難しそうです。
このペルソナの場合は「やさしさ」「手軽さ」「親しみやすさ」という印象の方が重要かもしれません。
そのイメージを演出するためには、やわらかいグリーンやベージュ、ホワイトなどを基調にしたナチュラルな表現を候補に挙げたいところです。
コピーの方向性を考える
同じ商品でも、「豊富な栄養成分を配合」という訴求と「忙しい毎日に、手軽な栄養習慣を」という訴求では伝わる相手が異なります。
ペルソナが明確になることで、商品の特徴ではなく「その人にとっての価値」を言葉にしやすくなります。
ペルソナはデザインの判断基準になる
色や世界観の好みでコンセプトや商品価値がブレてしまうのは、避けたいところ。
ペルソナさえ明確になっていれば、「この人にとって分かりやすいのはどちらか」「この人が手に取りたくなるのはどちらか」という視点で判断できるようになるんです。
これは、デザイン開発の現場でしばしば起こりがちな「こっちの案がかっこいい!」「こっちの色の方がおしゃれじゃない?」というような「好み」に基づく議論を避けることにも有効。
好みではなく、顧客視点でデザインを考えられるようになる。それこそがペルソナ設計の大きな価値なんです◎
5. 良いデザインは、良いペルソナから生まれる
ペルソナ設計の目的は、人物設定を作ることではありません。「この人なら、どんなデザインに惹かれるだろう?」という視点をチームで共有することです。
ペルソナ設計はパッケージデザインにおいても、色やコピー、世界観を決める際の重要な判断軸。デザインの方向性に迷ったときは、デザインそのものではなく、まずペルソナに立ち返ってみるということも少なくないんですよ◎
T3デザインでも、パッケージをデザインする際、「誰に届ける商品なのか」を丁寧に整理することを大切にしています。御社の大切な商品にに似合う魅力的なデザイン、ぜひ一緒に作らせてください!!
どうぞお気軽にご相談くださいね◎

