はじめまして、おひさまと申します。突然ですが、私は雑貨や飲料のパッケージが大好きで、レコードの「ジャケ買い」ならぬ、「パケ買い」をよくしてしまいます。そこで、普段の消耗品・生活雑貨から、旅先で出会った飲み物まで、様々な場面で「パケ買い」を発動させてしまったというアイテムを当ブログで紹介させていただければと思います! 今回は、会社の夏季休暇を利用し、韓国・ソウルへ旅行に行ってきました。なお随所に登場するパッケージの写真ですが旅の最中に急いで撮影した為、お見苦しいものが多々ありますが、臨場感を楽しんでいただければと思います。
1. クセが強めの水
羽田空港からわずか1時間40分のフライトで、金浦空港に到着。入国手続きも済ませ、喉乾いたし水でも飲もうと売店(ドーナツ屋さん)へ。するといきなりクセ強めのお水登場。あなた、本当にお水?
早速購入しました。ミネラルウォーターと書いてあるのできっと水です。大きな丸が印象的な商品ロゴは、「オーエオウ」と読むようです。そして気になるのがこの上部真っ白のキャップらしきもの。ボトルと一体化していて興味深いです。外してみると……
よく見る、オーソドックスな飲み口が現れました。蓋を裏返すとよりわかりやすいですが、キャップが天井にくっついていて、ボトルの肩を覆うように白いカバーが垂れていました。
図解すると、こんな感じです。(いらない)
そして裏側。分かりづらい写真で申し訳ないのですが、バーコードがこのペットボトルをデフォルメした形になっていてかわいい!そしてさらに注視してみると、右下にサインがありますね。
このサインの人物こそ、このパッケージデザインの作者でした。デザインしたのは「カリム・ラシッド」氏。1960年エジプト生まれ、90年代からNYを拠点に世界を股に掛けるデザイナーです。作品はMoMA(ニューヨーク近代美術館)にコレクションされたりしています。その活躍からTIME誌は彼を「すべてのアメリカで最も有名な工業デザイナー」および「プラスチックの王子様」と表現しました。
ウェブサイトにちゃんと掲載されていました。
実は私、カリム・ラシッド氏の大ファンで、しかしながら家具や照明はなかなか手が出せないお値段のため図録を買うまでで我慢しているド庶民ですが、「ミネラルウォーターのボトル」という非常に安価で手が届くプロダクトをデザインさせる、お水の会社のデザインリテラシーの高さに羨ましさを感じました。
2. ギラギラ目立つ!ホログラフィックなパッケージ
いくつかお店を見て周り、「ホログラフィックなパッケージをよく見かけるな」と感じました。ホログラフィック自体は新しいものではないのですが、靴や雑貨などにホログラフィックを用いるファッションの流行からのパッケージデザインへの落とし込みで化粧品に多く用いられていた印象です。
原色を使ったり、ちょっと強めで(比較的)かっこいい印象の韓国ファッション・メークにも表れているような美意識が、こちらからするとやや奇抜めのパッケージに落としこまれるのでしょうか。
3. 今イケてる!「no brand」へ行ってみた
ここ数年、日本人旅行者の間で話題になっているブランド「no brand」。「イーマート」というスーパーマーケットのプライベートブランドとして発足し、スーパーから飛び出し独自のお店を構えていたりします。日本でも、かつて無印良品が西友のPBとして発足・独立しましたが、no brandはまだ分離していないようです。話題になっている理由として「値段の割に質が良い」と評判らしいのですが、私が注目したのはもちろんパッケージの方!少し前までは「イーマート」カラーの黄色で統一されていたのですが、最近は自由なパッケージで盛り上がっており、ただ安いだけじゃない感じを覚えました!
ティッシュのパッケージデザイン
いい意味で全くティッシュっぽくないデザインたち。たしかにティッシュはティッシュらしくなくて良いかもしれません。机に置いておきたくなります。
チューブのパッケージデザイン
ペースト状のスクラブ石鹸やジェルが入った容器たち。洗面台に堂々と置いておきたくなるシンプルなものが多く見受けられました。
ボトルのパッケージデザイン
シャンプー・コンディショナーは、余計な情報は徹底的に省きつつもグラデーション(or単色)でお洒落な感じを醸し出します。日本でも、高級系であればこれくらいシンプルなものもありますが、庶民派スーパー価格でここまで潔いデザインはなかなか見ないかなと思いました。
個人的にはこの「パッケージデザイン」がお気に入り。商品自体はロゴもなくほぼ素の状態ですが、タグのように1枚カードを入れることでno brandの商品ですということを伝えられる事と、半透明のプラスチックで出来ている所に感激!やっぱりここは程々の厚めの紙でやってしまいそうなのですが、程よい透明感と素材感、あとはちょっと懐かしいストラップに惹かれて購入してしまいました。
この半透明プラスチックは大事に本の栞として活躍させるとします。
4. 国が違うとパッケージも違う
文化が違うので当たり前っちゃ当たり前なのですが・・・国によってはこんな形状・配色もありなのか!と驚くようなデザインもあったりして、現地のスーパーやコスメショップ巡りは非常に楽しいです。また、単に流行の商品のパッケージだけではなく、昔からある商品のパッケージも見てみるとまた別の発見があり面白いです。
あ〜。早く次の旅行に行きたいです。
次の旅行先でも、レポートをあげたいと思います。