ボディ　スムーザー
ホワイトローズの香り
パッケージデザイン

株式会社ハウス　オブ　ローゼ様が展開する”Oh! Baby”の愛称で知られる『ボディ　スムーザー』シリーズは、温泉水成分を使用したコスメ・ボディケアライン。「つるつる・すべすべ」を目指したケアがコンセプトのブランドです。
そんな『ボディ　スムーザー』から、店頭をより華やかに彩る色と香りの限定品「ホワイトローズの香り」が登場。あわせてボディソープ、ボディミルク、ハンドクリーム、オードトワレも展開しました。
大切な人を想ってお花を贈る時の、やさしい気持ちで全身を包み込むような、贅沢なボディケア体験を提案。ギフト需要にもふさわしい華やかさで新規ユーザーを呼び込み、同時に既存ユーザーの来店頻度アップにもつなげる狙いです。

本案件に取り組むにあたり市場動向を分析したところ、ボディケア市場は「香り」「高付加価値」「ナチュラル成分」がトレンドとなっており、数多くの競合ブランドが「香り」や「特別な体験」で人気を集めていることが分かりました。そのため、この『Oh! Baby ホワイトローズの香り』においては、高級系ブランドやナチュラル系ブランドに負けない、香りや体験価値での明確な差別化を図ることが必要なのではないかと考えました。香りの良さと高級感をアピールしつつ、ユーザーに優雅で満たされるひとときを提供すること、そしてそれをパッケージでも表現することを目指しました。

圧倒的な「特別感」を演出したい
課題は、既存の『Oh! Baby』シリーズの限定品として、「特別感」を演出すること。
競合がひしめく店頭でユーザーの足を止めさせる「華やかさ」と「アイキャッチ性」を確立し、限定品ならではの購買意欲を高める必要があります。また、定番品のシンプルなデザインイメージとの差別化、新しいテーマである「ホワイトローズ」の持つエレガントで清らかな世界観を明確に表現することが求められました。


思わず立ち止まってもらえるようなデザイン
デザインは「エレガントで洗練された女性らしさ」をキーワードにアプローチしました。
白いバラの清らかさが最も引き立つ色をキーカラーに採用。店頭でのアイキャッチ性を考慮した明るく華やかな色彩で、旧商品との差別化を図りました。さらに、ラベル形状にも工夫を凝らし、既存品のシンプルな丸型ラベルから型抜きタイプに変更することで、華やかさと限定品としての特別感を演出。店頭を通るユーザーが、思わず足を止めてしまうようなデザインを目指しました。

みずみずしい透明感とエレガントさを併せ持つ、落ち着いたブルーをキーカラーに採用。店頭で華やかさとアイキャッチ性を演出すると同時に、2020年版のデザインからの刷新感を明確に打ち出しています。
さらに、咲き誇るホワイトローズを美しいラウンドリースとして配置し、全身を柔らかく包み込んでくれるような印象に演出。イラストは「バラ」とわかりやすいように抽象化しすぎないバランスを最優先に、繊細な水彩タッチで表現しました。色彩とタッチ、そして配置の絶妙なバランスが、清らかで贅沢な香りの世界観を伝えています。