こんにちは!広報部長です◎
人は店頭で商品を手にする時、どこを見ていると思いますか?
もちろん商品名や価格、パッケージに書かれた情報も大切ですが、実は私たちは無意識のうちに「色」から多くの情報を受け取っています。
「なんだか高級そう」
「安心感がある」
「体によさそう」
「おしゃれで今っぽい」
そんな印象は、色の組み合わせによって生まれていることが少なくありません!
T3デザインのデザイナーたちも、とてもとても配色を意識しながら日々デザインに取り組んでいます。
今回は、ブランドイメージを伝えるための色の組み合わせの考え方について。T3デザインの事例を見ながら解説しますね。
1. 同じ商品でも配色で印象が決まる!

例えば同じチョコレートでも、黒とゴールドを基調としたパッケージデザインと、カラフルでポップなパッケージデザインでは受ける印象が大きく違いますよね。前者からは高級感や特別感を、後者からは親しみや楽しさを感じる人が多いのではないでしょうか。
ただし、「黒なら高級」「カラフルなら親しみやすい」と単純に決まるわけではありません。
たとえばギフト向けの商品であっても、華やかさや楽しさを伝えるために鮮やかな色を採用することがありますし、日常向けの商品でも黒を使って上質感を演出することがあります。
大切なのは、商品をどのようなシーンで購入してもらいたいのか、誰に向けて届けたいのか、そしてどんな価値を感じてほしいのかということ。色は、そのブランドの考え方や商品の魅力を伝えるために選ばれているんです。
人は商品をじっくり読む前に、まず視覚から印象を受け取ります。だからこそパッケージデザインやブランディングにおいて、色の設計はとても重要。
色は単なる装飾ではなく、「この商品はどんな存在なのか」を伝えるための大切なコミュニケーション手段なんですね。
2. 色はブランドの第一言語です

ブランドにはそれぞれ伝えたい価値があります。信頼感、高級感、親しみやすさ、革新性、自然志向、安心感などなど、価値を言葉だけで伝えるには時間がかかりますよね。でも、色の印象を使えば、それらを一瞬で伝えることができるんです。
たとえば金融機関やBtoB企業で「青」が多く使われるのは、信頼感や誠実さを想起させやすいためです。一方でオーガニック商品には緑やアースカラーが多く使われていますよね。つまり色は、ブランドがユーザーと最初に交わすコミュニケーションとも言えるくらい大切なものなんです◎
3. 色の組み合わせを決めるための3つのポイント
3-1. 誰に届けるのか

まず最初に考えるべきなのは、ターゲットです。
同じ商品でも、若年層向けなのかシニア向けなのかによって適した配色は変わります。若い世代向けなら鮮やかな色やコントラストの強い配色が効果的な場合が多く、落ち着いた年齢層をターゲットとする場合は、彩度を抑えた上品な色使いが好まれるが多い、というセオリーがあります。
色を選ぶ前に、「誰に届けたいのか」をきちんと考えておくことが大切ですね。
3-2. どんな価値を伝えるのか

あくまで一般的な話ですが、色にはそれぞれなんとなくイメージがありますよね。ちょっと例を挙げてみましょう。
黒 × ゴールド:高級感、特別感
青 × 白:信頼感、清潔感
緑 × ベージュ:自然、やさしさ
赤 × 黄色:活気、楽しさ
紫 × シルバー:上質さ、神秘性
こんな感じ。どうですか?
例を見ていただいてわかるように、重要なのは色単体ではなく、実は「組み合わせ」。
同じ青でも、白と組み合わせるのか黒と組み合わせるのかで印象は大きく変わります。ブランドが伝えたい価値に合わせて、全体のバランスを設計することこそが重要なんです!
3-3. 競合とどう違うのか

色の組み合わせは、競合との差別化にも大きく関わります。例えば、日用品の売り場などを見てみると、多くの商品カテゴリーには定番カラーがあります。
健康食品なら緑。
プレミアム商品なら黒や金。
爽やかさを訴求するなら青や白。
こういったカテゴリーの常識を踏まえながら、あえて同じ方向で安心感を与えるのか、それとも違う色を使って目立たせるのか。色って、ブランド戦略そのものとも言えるんですね。
4. ブランドイメージ別配色戦略
では、色とイメージの関係をT3デザインの実績を示しながら解説しますね!
4-1. 高級感を演出したい
黒、ネイビー、ゴールド、シルバーなどを基調にすると、洗練された印象をつくりやすくなります。余白を活かしたシンプルなデザインとの相性も良く、より上質さを表現できますね。
香りのいちしる(株式会社シンクロ)
使用している和柄は歌舞伎の衣装から取り入れ、色は日本の伝統色で構成することで、本格的な和の雰囲気と上品さを表現しました。
THE NMN 20000 PREMIUM +/ THE NMN 10000 PREMIUM +(株式会社TOKYO通販)
プレミアム版としての品質感をマットシルバーの化粧箱に箔押しのシンボルで表現しました。シンプルで上品な化粧箱を開けた時に現れる華やかなグラフィックは、あふれるエネルギーと特別感を演出します。
4-2. 親しみやすさを演出したい
オレンジや黄色、明るい赤などの暖色系は、人との距離を縮めるような印象を与えます。食品や日用品など、気軽に手に取ってほしい商品によく用いられる配色ですね。
大阪ミックスジュースミルフィーユ(株式会社 メリーチョコレートカムパニー)
あたたかみのあるイエローをベースカラーとし、ミックスジュースの果物がミルクと混ざり合う瞬間を、ポップなイラストで表現しました。余計な色を加えず、シンプルな配色にすることで、ジュースの自然な色味やフルーティーな美味しさを引き立たせています。
星たべよ(株式会社栗山米菓)
子供から大人まで誰もが手に取りやすいデザインを目指しました。星たべよの最大の特徴である星形を生かし、「流れ星が降ってくる過程で、こんがりと香ばしい焼き色がつく」というワクワクするような楽しいストーリーを伝えます。
4-3. ナチュラルさを演出したい
緑やベージュ、ブラウンなどのアースカラーは、自然や安心感を想起させます。オーガニック食品や環境配慮型商品のデザインでもよく見られる配色ですね。
Naturalミセスロイド 合成殺虫成分を使わない植物生まれの無添加防虫剤(白元アース株式会社)
防虫機能が天然成分由来であるという「良さ」が感覚的に伝わるよう、ナチュラルなイメージでビジュアルを構成。製品がもたらす安心感とクリーンな清潔感を強く訴求しました。
GoCLN ビタミンD キッズ(株式会社Fuji Organics)
ブランドファンには、引き続き品質への安心感を感じてもらえるような見た目に。また子供向けサプリメントを探している、既存のライトユーザー向け製品に満足していないユーザーの心にも響く、安心感と品質の高さが伝わるキャッチーなパッケージを創出しました。
4-4. 革新性を演出したい
ビビッドカラーや意外性のある組み合わせは、新しさや先進性を印象づけます。テクノロジー関連やスタートアップ企業のブランディングなどでよく見る配色です。
ADACHI MAKERS MARKET(しんきん地域創生ネットワーク株式会社)
「ADACHI」という5つのアルファベットを単なる文字列としてではなく、それぞれが多様な魅力を象徴する「個別のアイコン」として再構築しました。一文字ごとに異なるカラーやフォルムを大胆に与えることで、多面性を視覚的に表現しています。
CBD モンスターパーティー(株式会社TOKYO通販)
色とりどりのモンスターが組み合わさって、ポップで賑やかな迷彩柄に。蛍光インクを使い、ビビッドなイエローやピンクが目を引く独特の世界観をつくりました。
5. 色の組み合わせに正解は…ない!
「この色とこの色を組み合わせれば絶対売れる!」なんていう万能な法則はありません。
なぜなら、ブランドごとに届けたい価値も、ターゲットも、競合環境も異なるからです。
大切なのは流行や好みだけで色を選ぶのではなく、「何を伝えたいのか」というブランドの軸から配色を考えること。色の組み合わせはセンスだけではなく、ブランド戦略に基づいて設計するものなんです。
もちろん!T3デザインでは、商品の魅力やブランド価値を最大限に伝えるための配色設計を行っています◎
「自社商品にふさわしい色の組み合わせがわからない」
「ブランドの価値をもっと伝えたい」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。魅力を最大限に伝える配色設計、お任せくださいね!









