
こんにちは、広報部長です!
2025年1月も半ばを過ぎて、エンジンがかかってまいりました!このあたりで2024を振り返りつつ、2025年のデザイントレンドがどんなふうになっていくのか、予想してみたいなと思います。
みなさん、去年「これ、よく見かけたなー」というもの、ありますか?
1. 2024年の「バズりデザイン」を振り返る!
1-1. 猫プリン→コネコカップ
猫の形のプリンがぷるぷる揺れる、韓国発のショート動画がバズりました。もとになる猫型カップは日本のデザイン会社が販売していた既製品だったため、カップを購入した人がいろんなプリンやゼリーを作っては、画像をSNSに投稿。期間限定メニューにするお店なども登場して、ちょっとしたブームになりました。
猫や犬はシルエットだけでとてもフォトジェニック。このプリンカップは、ちょうどよくまるっとしたフォルムが絶妙にかわいいですよね。表情を自由に自分でつけられるところも楽しさのひとつでした。
1-2. ナンバーズイン シートパック
毎年さまざまなコスメが流行りますが、大手コスメサイトや雑誌、ドラッグストアなどでよく推されていたなと感じたのがこの「ナンバーズイン」のシリーズでした。
ナンバーズインは韓国発のスキンケアブランド。肌悩みの答えはナンバーの中から見つけるというユニークなコンセプトを持ち、製品名にはすべてナンバー(数字)が入っているというもの。特にこのシートパックのパッケージ、ナンバーと効能を組み合わせたデザインがめちゃくちゃキャッチーでインパクトありませんか?
1-3. シャインマスカットボンボン

関東地区のファミリマート限定で発売されていた「シャインマスカットボンボン」(2024年11月より関西地区で再販)。とにかくおいしい!ということでSNSを中心に話題となっていましたが、パッケージも印象的だなと広報部長は思うわけです。
昭和のフルーツパーラーを思わせるちょいレトロな雰囲気のデザインに、色合わせやフォント使いも懐かしくてかわいいですよね。イラストのシズルもとっても綺麗で主張があります。やっぱり食品にはシズル!ですね。
1-4. 平成女児グッズ
リアルタイムで平成を生き抜いた大人世代から、令和の少女たちまでを虜にする「平成女児グッズ」。90年代から2000年代に流行したキャラクター商品の復刻版やリブート商品が続々と発売されました。
文具やキャラクターグッズはもちろん、各コスメブランドとのコラボ商品や、コンビニ菓子のモチーフなどとしても大活躍。平成ポップも、令和から見れば「レトロかわいい」の範疇なんですよね。色使いや描線の印象などが確かに特徴的で、あらためて今見てみると「平成」なんですよね。
1-5. fwee
韓国コスメの快進撃は、2024年も止まりません。SNSでよく目に止まったのは「fwee」。インスタグラムでバズってから、取り扱い店舗が拡大し、2024年春には日本のバラエティショップなどでも手に入るようになりました。
コスメとしての機能性の高さが人気の理由ですが、このきゅるんっとしたおもちゃっぽいケースも注目を集めています。初期は今に比べて大人っぽいデザインがだったものを、2024年にリブランディング。以降の「きゅるん感」が、みんなの心をつかんだのでは?と思っています。
2. 2025年のデザイントレンド大予想!
さて、2024年を一通りふりかえってみたところで、今度は今年のデザイントレンド、何が流行りそうか予想してみようと思います◎
2-1. ホライゾングリーン・モカムース
Pantoneが発表した2025年のトレンドカラーは温かみのある茶色「モカムース(Mocha Mousse)」です。
思慮深い贅沢さを表現し、洗練されて豪華でありながら、同時に気取らないクラシックな色合い。控えめで落ち着いたブラウンのイメージから、野心的で贅沢なブラウンのイメージまで、私たちのブラウンのイメージを広げています
(リアトリス・アイズマン パントンカラーインスティテュート エグゼクティブディレクター)。Pantone Color of the Year 2025
日本でも変わらず人気のくすみカラーですが、今年も、より繊細で落ち着いた雰囲気が流行りそうですね。
続いて、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が毎年12月に発表する「時代の色—メッセージカラー」。流行する色というわけではなく、あくまで翌年を象徴する色1色ということですが、世の中に向けたメッセージカラーということですから、見逃せません。
2025年の色は「ホライゾングリーン」です。
自然の色と言えばグリーンが挙げられます。中でも青みを帯びたグリーンは、深い森の樹木、豊かな海、美しい珊瑚など、壮大な自然を想 起させる色です。青みに、混沌とした時代を冷静に読むまなざしや、その先にある希望のイメージを重ね、青みを帯びたグリーンを2025年の色―メッセージカラーとして選定しました。2025年の色は、“視野が広がるホライゾングリーン”
こちらも落ち着いたトーンの美し色です。ボタニカルデザインやアースカラー、自然を取り入れた「バイオフィリックデザイン」も昨今注目を浴びているので、納得の1色ではないでしょうか。
2-2. レトロフューチャーデザイン

Y2K、Y3Kといった用語が発明されましたが、今年も80〜90年代な雰囲気や、どこか懐かしい近未来イメージ、サイバーパンクなおしゃれなデザインなどが流行りそうな予感。
鮮やかなグラデーションとメタリックな質感は、ファッションやウェブデザインでもトレンド。メタリックな質感を持つガジェットやアクセサリーもかわいいですよね。
2-3. サステイナブルデザイン
環境に配慮したデザインは、今後ますます重要視されるようです。リサイクルプラスチックや再生紙はもちろん、生分解性素材を使ったパッケージデザインなど「エコフレンドリー」「サステイナブル」は大事なキーワード。
ファッションブランドやインテリアブランドも、リサイクル素材を使ったり、再生可能なエネルギーを利用しながらのプロダクト開発などを謳い、環境意識の高いブランドとしてアピールする傾向です。
2-4. 90年代風イラスト&カラートーン
去年の「平成女児」ブームやレトロフューチャーデザインの流れを汲んで、80年代後半〜90年代風のレトロなイラストやパステル調のカラーリングは、今年も引き続きトレンド入りしそうです。ポップでキッチュ、バブルの香りが残る明るさは、今求められるエモなのではないでしょうか。
手書き文字のかわいさや複数のパステルカラーを組み合わせたカラーリング、テクノ風の書体や立体的なドロップシャドウなどが特徴として挙げられます。
2-5. ミニマリズム
ミニマルデザインは2025年も引き続き人気です。要素を削ぎ落として、本当に必要なものだけを残すことで、使いやすさと美しさ、シンプルで洗練された印象を成立させます。
シンプルなレイアウトとカラーパレットを使用したウェブサイトや、無駄のない形状のプロダクトデザイン、最低限の表示だけのパッケージなどが好まれる傾向にあります。