
こんにちは、おはなです!
皆さんは「認証マーク」を知っていますか?なんとなく「良い商品についているのかな」というイメージの方が多いのではないでしょうか。たしかに良い商品についているのが認証マーク…ですが、認証マークにはいろいろな種類があります。
「サステナブル」「SDGs」「エシカル」など持続可能性が注目されている現代。この記事を読んで認証マークについて理解を深めていきましょう!
1. 認証マーク(エシカルマーク)とは
認証マークについて説明する上で「エシカル」への理解は必要不可欠です。
エシカルとは「道徳的・倫理的」を意味し、人や動物の権利、公正な取引などを重視することを意味します。つまり、エシカルな商品というのは過酷な児童労働や労働者搾取、環境破壊活動、動物実験、食品ロスなどを改善するために配慮されている商品のことです。
そして認証マークとは、様々な商品やサービスが一定の基準や品質を満たしていることを示すもの。いくらエシカルコスメと謳ってはいても、それを認定するマークが付与されるには非常に厳しい基準を通過しなければいけません。だからこそ認証マークは、商品の価値や企業の取り組みを一目で示す重要な役割を果たしているのです。
【エシカルについての記事はこちら】
2. よく見かける主要な認証マークとその解説
認証マークといってもジャンルは様々。どんな意味があってどんな商品に付くことが多いのか、代表的なマークを紹介していきます!
2-1.レインフォレスト・アライアンス認証
一度見たら記憶に残るカエルのマーク。これはレインフォレスト・アライアンス認証と言います。FSC認証マークと同じく、森林を保護することが目的。ですが、FSC認証は森林を保護することを目的にしていますが、この認証は農園を管理することによって森林を保護することを目的にしています。そのため食品に多く見られ、フェアトレード認証と同様、コーヒーや紅茶、バナナやチョコレートなどに多く見られます。(※フェアトレード認証は「経済」に主眼が置かれ、公正な取引を通じて消費者の自立を支援することがメインですが、レインフォレスト・アライアンス認証は「環境」「社会」「経済」の3面から評価されています。)
2-2.エコマーク
「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つことを表すもの。地球を手で包み込んでいるデザインで「地球と環境を私たちの手で守っていこう」という願いが込められています。エコマークは2023年現在、約52000点もの商品についており、トイレットペーパーやキッチン用品などの日用品、食品の詰め替えパック、文房具、インテリアなど様々なものについています。また、2010年にはエコマークアワードが創設され、毎年エコマークの目的に向けて積極的に活動している企業・団体等が表彰されています。
どのブランドも限定商品などを除くと、モノトーンは使っても、あまりビビッドな色使いにはならない傾向が強いようです。くすみカラーや生成りをベースにすると、確かに柔らかいイメージになりますね。
2-3.クルエルティフリー(動物実験非実施)マーク
製品や成分の開発・製造過程で動物実験が行われていない商品につくもの。一般的に化粧品に多くみられるマークです。ここで「ヴィーガンコスメ」と混乱した人もいるのではないでしょうか。たしかに動物実験を行っていないという点はどちらも共通です。しかし、ヴィーガンコスメはさらに動物由来の成分を一切使用していないという条件も加わります。
2-4.国際フェアトレード認証ラベル
社会的、環境的、経済的基準について定めた国際フェアトレード基準を満たしていることを証明するもの。一般的にコーヒーや紅茶、バナナやチョコレートなどの食品に多くみられ、生産者の労働環境や生活水準の保証、自然環境へのやさしい配慮がなされていることが分かります。