こんにちは、広報部長です!
「ボトル」って、めちゃくちゃ生活に食い込んでいるパッケージだと思いませんか? 飲料、食品、化粧品、洗剤などなど、ボトルを目にしない、手にしない日なんてないと言いきれるくらい、少なくとも広報部長は大変ボトルのお世話になる生活を送っています。
そんな「ボトル」、もちろんT3デザインにも大変ご依頼が多いパッケージです。今回は、T3デザイン渾身のボトルデザイン、ご覧いただきたいと思っております◎
1.飲料ボトルのパッケージデザイン
1-1. ハト麦入りさわやかブレンド茶ノンカフェイン(日本生活協同組合連合会)
日本生活協同組合連合会様の「ハト麦入りさわやかブレンド茶ノンカフェイン」。動物とその動物を連想させるモチーフに、海外の伝統柄も組み合わせました。色数を少なくすることで、可愛らしくも大人っぽく、柄を細かく配置することで、どの角度から見ても楽しむことができるデザインに。雑貨のような可愛らしさで、持ち歩きが楽しくなるようなボトルを目指しました。
1-2. 熱中対策水(赤穂化成株式会社)
夏の暑さ対策をサポートする飲料である「熱中対策水」のリニューアルデザインを担当しました。最上部の水滴のチャージアイコンで、暑い日に体から失われる水分・塩分の補給を効率よくチャージすること、流れる斜めのラインで機能感と清涼感のある印象を持たせています。スポーツやレジャー、仕事中など幅広いシーンで手に取りやすいパッケージに仕上げました。
2.食品ボトルのパッケージデザイン
2-1. かどやの太白ごま油(かどや製油株式会社)
原料のごまを焙煎せず絞った、香りレスでどんな料理にも合う「かどやの太白ごま油」です。しなやかな女将のような存在を思い浮かべながら、売り場でのインパクトと訴求の読みやすさを意識し、王道感と本格感のあるデザインに仕上げました。象徴的なロゴマークと角のグラフィックで印象づけ、競合他社との差別化をはかります。
2-2. スーパーフードシロップ(株式会社生活の木)
アガベシロップ、エゴマオイル、アマニオイル、ウォールナッツオイル、マカデミアナッツオイル、アルガンオイルの6種類からなるシロップシリーズです。敷居の高いスーパーフードだけど、普段使いして欲しい。そんな想いを込めて、「親しみやすさ」と「特別感」を同居させることを意識してデザインしました。植物の恵みが溶け出すようなシズルを全面に押し出し、シンボリックに仕上げました。
3.日用品ボトルのパッケージデザイン
3-1. セフターENERGY柔軟剤入り濃縮洗剤(株式会社コープクリーン)
「コンパクト」をコンセプトに洗濯洗剤と柔軟剤が一体化。デザインでもユーザーのライフスタイルによりアプローチしました。ふわっと広がる香りを花びらで表現し、詰め替えBOXもシンプルなデザインでインテリアの一部として見えるように。競争の激しい市場で独自性を持つための工夫を凝らしています。
3-2. サカタマモルシリーズ(株式会社サカタのタネ)
サカタのタネ「高機能液肥」シリーズです。ちょっと大きくて特徴的な形のボトルですね。プロの農家が愛用する液肥を一般の方にも使いやすくすることを目的としているため、デザインでは、薬や漢方のように分かりやすく、どんな効果があるのかが一目で伝わることを意識しました。ロゴは、処方箋に押された太鼓判のようなデザインとすることで、植物のあらゆる問題に対して確かに応えてくれる信頼感を感じさせるブランドを目指しました。
3-3. 消臭力 ハロウィン2022(エステー株式会社)
「消臭力」シリーズのハロウィン限定バージョン。スプレーと2種の置き型消臭剤です。海外の絵本の表紙のような、温かみがありつつおしゃれなタッチでイラストを描き起こしました。メリハリの効いた鮮やかな黄色・オレンジ・紫・黒の色合いが売り場で目立ち、一目でハロウィン商品だとわかります。お気に入りの絵本やぬいぐるみを飾るように、お部屋を彩るインテリアとしても使いたくなるパッケージです。
4. 化粧品雑貨ボトルのパッケージデザイン
4-1. EXGEE シャンプー&トリートメント(P2C Studio株式会社)
ヘアケアシリーズ「EXGEE」のバスアイテムです。EXGEEらしさはそのままに、使用シーンのバスタイムに合わせてレイアウトを落ち着きのある表情にリデザインしました。爽やかな佇まいでターゲット層のアクティブな1日の終わりや始まりを整える存在を担います。ミニサンプルは売り場での一体感を演出するため、統一感のあるビジュアルで作成しました。
4-2. アイスノン ICE KINGシリーズ(白元アース株式会社)
衣類用冷感スプレー「アイスノン シャツミストICE KING」と、後続商品である肌用冷感スプレー「アイスノン ICE KING 極冷えボディミスト」。大きくスプレーハンドルがついたタイプのボトルです。アメコミ風のモンスターのキャラクターを作成。氷の大地に封印されていた最強の氷の王が鎖を引きちぎって登場するという設定で、インパクト抜群のビジュアルに仕上げました。訴求面は飛び散る氷や集中線で勢いのある登場感やクールな使用感を伝え、「キング級の氷撃体験」を可視化しました。
4-3. ミルティー モイスチャーミルクスプレー(株式会社ナリス化粧品)
ボディ用スプレータイプのモイスチャーミルクです。濃密でこっくりした使用感のため、もちもちの使い心地をわかりやすく伝えるデザインに仕上げました。夜の使用を想起させつつ、ブルーからパープルへのグラデーションで夜明けを表現し、時間が経っても保湿力が維持されることを表現しています。
5. ボトルをデザインする際のポイント
ボトルは中身によって素材や出口のデザインが大きく変わります。訴求力はもちろんですが。商品特性を十分に発揮するための機能性も欠かせません。特に使いやすさには細心の注意を払ってデザインしているんですよ◎
形状やフォルムの工夫
瓶の種類は本当にさまざまです。独自の形状やフォルムは、店頭での目立ちやすさに直結しますので、円柱形にこだわらず、少しひねりのある形や曲線を取り入れると、手に取られやすくなって◎ですね。でも見た目のインパクトばかりを追ってもいけません。実際に持ちやすい形状になっているということもとても重要です。ターゲット層の手に、しっくり快適になじむ大きさが好まれます。色彩やラベルデザインの工夫
色は商品のイメージを左右する重要な要素です。食品や飲料の場合、健康を意識したグリーン、エネルギッシュなレッド、クリーンなホワイトなど、ある程度ステレオタイプなイメージをベースに考えておくことも必要ですね。化粧品の場合は、シンプルで高級感を与えるモノトーンやゴールドを使うことが多いです。ラベルのデザインや配置はデザインのうちですが、商品情報を正しく伝えるための重要なツールでもあります。ブランドロゴやキャッチコピーを目立つ位置に置き、簡潔で読みやすいフォントを使用するのが望ましいと言えます。
機能性への配慮
ボトルの開け閉めがしやすいキャップや、適量を出しやすいディスペンサー、握りやすい抵抗のスプレーハンドルなどを選ぶことも大切です。液体の流れや粘度に応じた設計も意識しますよ◎また、容量や重さも重要な要素です。過剰に大きく・重たくしないことで、持ち運びやすさを担保できます。また、持ち運び用のハンドルをつける、コンパクトな形にするなどの工夫も有効です。
6. ボトルは生活のための重要なアイテム◎
ここまであらためて実績を見返してみて、ボトルって本当に生活に密着したアイテムなんだなと実感しました。ユーザーが手元に置いて使いやすく、運びやすく、それでいてちょっとかわいい・素敵なデザインだといいですよね◎。
T3デザインはそんな普通の生活にそっと寄り添うようなデザインを大切にしたいと考えています。使いやすく、手に取りやすく、それでいてあるとちょっと嬉しい、そんなボトルのパッケージデザインをお求めなら、ぜひご連絡ください。いつでもお待ちしております◎