こんにちは、広報部長です◎
皆さんパンフレットって、読みます?
通販した商品に封入されているもの、会社を訪問したときにもらうもの、お店や駅のラックに置いてあるもの、パンフレットって、形も情報も頒布先もさまざまです。たまに「おっ」と思うもの、ありますよね。
今回はそんなパンフレットのお話。
T3デザインではパンフレットももちろん制作していますが、そもそもパンフレットってなんのために作るのか、そんなところからお話ししたいなと思います◎
1. パンフレット制作のポイント7つ!
1-1. まず目的を明確にする

パンフレットは、ざっくり言えば商品や企業の詳細や良さを伝えるもの。でも漫然と情報をならべるだけでは伝わりません。目的によって構成もデザインも大きく変わるんです!
認知を広げたい?
サービスを理解してほしい?
営業ツールとして使う?
ブランドイメージを高めたい?
会社説明会で配りたい?
こんなたくさんの「目的」の中から1つに絞って情報設計を始めることが重要です。
1-2. 読む人(ターゲット)を具体的に想定する

目的が決まったら、次はターゲット。「誰に向けて作るか」で文章のトーンもデザインも全然違うものですよ。
年齢、性別、職業、課題やニーズ、パンフレットを手にとるシーンなどなどを盛り込んだペルソナを設定してみましょう。
“特定の1人”を設定すると内容がぶれなくなります。
1-3. 情報設計は丁寧に!

パンフレットは「順番」が大事です。例えば企業パンフレットなら…
①キャッチコピー(世界観・印象づけ)
②企業ミッション・理念
③事業内容
④強み・実績(数字を盛り込むとなおよし!)
⑤商品・サービス紹介
⑥会社概要・アクセス
というのが定番の構成。読み手が無理なく理解できるように、情報の優先順位付けとページごとの役割を明確にしておきましょう。
1-4. デザインは“読みやすさ”が最優先

パンフレットは「コミュニケーションツール」です。デザインとしてのかっこよさや美しさは、興味を持ってもらうためのパーツに過ぎません。中の情報をスムーズに伝えることが大切。そのためには「読みやすさ」は必須の要素となります。
余白をしっかり確保する
行間・字間・文字サイズを適正に
1ページ1メッセージ
図解やアイコンを有効活用
ページごとにメリハリをつける(大きい写真 + 説明など)
などの要素をきっちりと押さえて、読み手がストレスなくページをめくれることを最優先に設計します
1-5. 写真・ビジュアル品質、超大事!!

パンフレットの印象の80%は「写真」と言っても過言ではありません!
もちろん撮影はプロのカメラマンさんで、解像度の高い素材を使用するのは必須です。
「主役」のビジュアルは最上級に整えて、全体のトンマナ(色味)もしっかりそろえましょう。やっぱり写真(ビジュ)が良いと、パンフレットの高級感・信頼感が一気に上がります!
1-6. ブランドのトンマナに準拠

会社やブランド、商品のプロモーションの一貫として製作されるのパンフレットです。もちろんすべてのデザインに一貫性が求められます。ブランディング効果もしっかり狙って、トンマナはそろえましょう!
1-7. 読後どうしてほしいかまで設定する

パンフレットは読まれる「だけ」ではプロモーションにはなりません。「読んだあと」ユーザーがどう行動するかが重要。そのために、読んだあとにしてほしい行動を明確にしておきましょう。
Webサイトへ誘導したいならQRコードを設置しておく、問い合わせしてほしいならアイコンを大きく、店舗へ来てほしいなら住所やお店のビジュアルを明確に。
次のアクションを明記しないパンフレットは「効果半減」です!!
2. T3デザインが制作した「パンフレット」5選
2-1. anima insectum(株式会社松崎人形[幸一光])
創業100年の老舗人形工房、松崎人形(幸一光)さまが手がける「anima insectum」シリーズのパンフレットをデザインしました。
伝統的な木目込技法の新たな表現の魅力を、表紙ではグラフィカルに、中面では余白を活かした写真とともに空気感を伝えています。また、裂地を思わせる華やかな色彩をアクセントとして散りばめ、日常を彩るアートとして親しみやすい印象に仕上げました。
しんきん地域創生ネットワーク株式会社 https://shinkin-chiiki-net.co.jp/
2-2. 萬有栄養 会社概要(萬有栄養株式会社)
萬有栄養様のコーポレート・ステーショナリーのデザインです。シンプルでありながら老舗メーカーとしての自信や風格が感じられるデザインを追求しました。会社概要を兼ねたファイルには、開いた際に会社の歴史が一目でわかるようにレイアウトしています。また、名刺デザインや封筒物のデザインも行っております。
2-3. メディリフト スキンアーキテクト(ヤーマン株式会社)
美顔器のメディリフトが新たに展開を開始したスキンケアブランド「スキンアーキテクト」のブランディングを担当いたしました。美容機器メーカーならではの効果・品質を表現するため、"肌を土台から美しく作り上げる"というコンセプトと絡めて、ブランド名を「スキンアーキテクト」と名付けました。モデル写真は、肌の陰影や質感が伝わるよう、建築物を撮るようなイメージで撮影を行いました。商品詳細ページでは、アイテムに合わせた顔のパーツに大きくフォーカス、商品特徴を伝えながら「プログラム」というキーワードを与えることで、一歩先を行くロジカルなスキンケアブランドの世界観を構築しました。
2-4. 和気のわけ(和気町)
岡山県和気町で農業を始めたい方に向けたパンフレットです。数ある自治体の中から和気町を選んでもらう「わけ」を「町・人・制度」を中心に紹介しています。農業に挑戦することに、期待や楽しみを感じてもらうため、全体を通して物語を感じるようなパンフレットを目指しました。より物語を感じてもらうために、随所にイラストを使い、見る人の想像力をかき立てるものにしています。丁寧でやわらかい表現のイラストは、和気町の人の温かさなどを感じさせます。
2-5. 総合カタログ2019 AUTUMN WINTER(株式会社ミュゼプラチナム)
脱毛サロン「ミュゼプラチナム」のホームケア商品「ミュゼコスメ」の総合パンフレットデザインです。美しくなった自分に待っているワンランク上の上質な暮らしを感じさせるビジュアルです。これから脱毛を始める方や続けている方々が見たときに少し憧れをもってもらえるような、期待感のある雰囲気を目指しました。






