2023/11/30公開
2024/8/28更新
こんにちは、おはなです!
最近、「平成レトロ」という言葉をよく耳にするようになりました。「平成がもうレトロ扱いか…」という衝撃がありますが、懐かしさについつい手に取ってしまいますよね!今回は、食品業界での「平成レトロ」について事例を紹介していきます!この記事を読んで「平成レトロ」をマスターしちゃいましょう!
1. Z世代に人気の「平成レトロ」なデザインとは?
平成レトロとは平成時代(1989年〜2019年)に流行したモノやコトに再注目した文化的風潮のこと。具体的には、ファッションやインテリア、雑貨などにおける平成時代の懐かしいデザインや要素を指します。平成に流行したモノやコトを振り返ると、その時代を生きていた人にとっては「懐かしさ」、その時代にまだ幼かった今の中高生にとっては「新しい」ため、今日で注目を浴びています。
↓↓↓こちらの記事もおすすめ!↓↓↓
2. 平成生まれに刺さる⁉「平成レトロ」の魅力!
2-1.平成ノスタルジー全開の【平成チロル】
チロルチョコは2023年4月「昭和チロル」「平成チロル」「令和チロル」を販売しました。それぞれの時代の象徴となるスイーツをイメージしたフレーバーで手に取ってみた人も多いのではないでしょうか?平成チロルはティラミス味とタピオカミルクティー味。パッケージにはポケベルや写ルンです、ソックタッチや「てへぺろ」「仲仔」といった言葉がデザインされていました。昭和、平成、令和と売り場で並んでいるとその時代の流行やらしさが分かりやすく、思わず手に取りたくなる商品です!
2-2.懐かしのキャラクター【一期一会】コラボ
おはな的に激エモだったこちらの商品。平成の女の子の間で大流行していた「一期一会」をテーマに、女の子の友情や恋愛、スクールライフなどの青春感満載のポエムしたイラストがパッケージに登場。商品は、「一期一会「心友」グミ」「一期一会キラキラ青春ラムネ」「一期一会放課後ポテト」「一期一会ズッ友ゼリー」でそれぞれ6種類のパッケージ展開です。平成女子が授業中にこっそり回していた折り手紙がデザインに取り入れてあり、細かいところまで平成を感じるパッケージとなっています。(今はスマホがあるから、授業中に手紙を回したりしないのかな…と思いました…)
2-3.「平成ギャル文化」がコンセプトのビール⁉
なんと、平成レトロ文化はビールにまで取り入れられていました。クラフトビールの定期便「Otomoni」 を運営するmeuron株式会社は、クラフトビールを通じて新旧の日本文化を再発見する体験を定期便で提供する「JAPANESE BEER ODYSSEY」の第14弾(2022年10月)で平成ギャル文化をテーマにして醸造したビール「チョベリグダブルドライホッピングヘイジーペールエール」を醸造。平成ギャルだった女性たちや、子供の頃平成ギャルを見ていた世代に懐かしさを感じさせるなんとも懐かしいパッケージになっています。
2-4.マクドナルドの【平成バーガー】大復活企画
マクドナルドは2023年5月に平成時代に人気だったバーガー3種類を復活販売しました。それに伴い、TVCMでは女優の池田エライザが平成時代のトレンドを再現したファッションで登場!キャッチコピーは「平成チョベリグ!」、音楽は1999年にリリースされた平成を代表するヒット曲「Boys&Girls」(浜崎あゆみ)を起用しました。平成時代を彷彿とさせる商品と販促方法で多くの人の心をつかみました。
↓↓↓こちらの記事もおすすめ!↓↓↓
〈Z世代研究シリーズ〉デジタルネイティブ世代に刺さるエモ消費とは?
3. まだまだあります!派生テイストあれこれ
3-1.昭和レトロ
昭和レトロとは、平成レトロと同じく昭和30年代〜40年代くらいに流行したものに再注目した風潮。また、当時の雰囲気を感じさせるもの自体を指して「昭和レトロ」と呼ぶこともあります。
当時の風潮としては、和洋折衷なテイストのデザインが多く、どこか温かみのあるノスタルジックな雰囲気が魅力です。
3-2.昭和モダン
昭和レトロよりもう少し前の時代、大正後期から昭和初期の1920~30年代に流行ったテイストのこと。ちょうどこの頃から西洋文化が積極的に取り入れられ始め、独特の文化が発展しました。
カフェやバー、フルーツパーラー、洋品店のモチーフなど、昭和レトロよりもう少し重厚でクラシカルな雰囲気が特徴です。
3-3.ニュートロ
現在または未来の『New』と過去の『Retro』を融合させた造語です。「新しい過去」という意味で、韓国から新たなカルチャーとして発信されています。
平成レトロともリンクするような雰囲気ですが、シルクスクリーンや版ずれによるインクの重なり、重たさのあるフォントが多様される傾向。ディープな配色や、元気でカラフルなカラーが印象的です。
3-4.レトロテック
平成レトロブームに派生して、平成に代表されるフィジカルなテック製品を令和に持ち込んだ「レトロテック」が盛り上がりを見せています。カセットテープやガラケー、使い捨てカメラなどがモチーフとして多く選ばれています。
古いデジカメやフィルムカメラを使って「盛れない」写真を撮ってみたり、平成テイストの雑貨をあえて持ち歩いたり、今あえて「物」に注目が集まっています。
4. 平成レトロなデザインでターゲットのハートを射貫こう
いかがでしたか?
消費者が商品を購入する上で「懐かしい」という共感は大きいですよね。
将来的に「令和レトロ」なんて言われる日が来るのでしょうか…(笑) 考えると怖くなる部分もありますが、日々の生活で「これって今っぽいかも?」というアンテナを張って生活すると面白いかもしれませんね!
それでは、またお会いしましょう〜!