こんにちは、広報部長です◎
毎日の食卓に欠かせない調味料。
何気なく使っているようで、実は「どれを選ぶか」はパッケージに大きく左右されています。
たくさんの似たような商品の中から手に取られる調味料には、「使いやすそう」「おいしそう」「信頼できそう」と感じさせてくれる理由があります。
それをつくっているのが…もちろんパッケージデザインの工夫ですね!
今回は、調味料のパッケージデザインを考えるうえで大切なポイントをT3デザインの実績をまじえながら整理しようと思います◎
1.調味料パッケージデザイン、何が正解?
1-1. 「何に使う調味料か」が一瞬でわかる

調味料売り場は一般的にかなり情報量が多い場所になります。同じ調味料のメーカー違いがいくつも並び、どうしてもユーザーは迷いがちに。
そこから頭ひとつ飛び抜けるためには…
「何用」の調味料か?(炒め物用のシーズニングなのか、直接かけるものなのか、漬け混み用なのかなど)
どんな味なのか?
どんな料理に合うのか?
これが3秒以内に伝わる設計が重要です。料理写真やアイコン、コピーを上手に利用するのがポイントです!
1-2. 社内ツールを “ブランド体験” に変える

調味料は「味」より先に使う場面が想像できると、より選ばれやすい傾向にあります。
例えば食卓のワンシーン、フライパンの中の完成イメージ、かけた瞬間の“おいしそう感”などなど、
「これを使うと、こんな料理ができる!」
が伝わる写真が効果的です。
1-3. 味のキャラクターを明確に示す

調味料の難しいところは、「似た商品が多い」こと。だからこそ立ち位置の明確化が大事になります。
家庭的なのか、本格派なのか、プロ仕様なのか。
優しい味なのか、パンチがある味なのか。
子ども向けなのか、大人向けなのか。
色・フォント・余白で「性格」を表現すると、イメージが伝わりやすいですね。
1-4. 継続購入を前提にした設計

調味料は「使い続けられるか」がとても大切。冷蔵庫に並んだときのなじみ具合や、キッチンに出しっぱなしでも気にならないようなデザイン、また、シリーズ展開しやすいデザインというところも意識したいポイントです。
「生活に溶け込む」ことが立派な価値なんです!
2.【T3デザイン実績】毎日使いたくなるパッケージデザインの調味料
2-1. 香りのいちしる(株式会社シンクロ)
デザインの核となっているのは、江戸時代の歌舞伎文化です。一見すると美しい和柄のようですが、実は3つの味(「香り」「あご」「野菜」)を、歌舞伎を構成する「女形」「男形」「敵役」に見立てており、鰹節を持った女性(香り)、隈取を施した荒事(あご)、野菜を持った鬼(野菜)といった、遊び心あふれるモチーフが隠されているのが分かります。
使用している和柄は歌舞伎の衣装から取り入れ、色は日本の伝統色で構成することで、本格的な和の雰囲気と上品さを表現しました。
さらに、タイトル周りにはゆったりとした余白をたっぷりと設けてメリハリを出すことで、モダンで洗練された印象に仕上げています。また、輝きを抑えた上品な金色を一部に取り入れることで、派手になり過ぎない高級感を演出しています。
2-2. 純正ごま油濃口(かどや製油株式会社)
長年親しまれてきた「純正ごま油 濃口」のリニューアルデザイン。強めに焙煎したごまの、香ばしさとコクをそのままに、さらに印象的なパッケージへと進化しました。「濃」の文字を力強い筆文字で大胆に配置することで、濃厚な味わいと、本格的な風味をしっかりと印象づけるデザイン。また、背景には和紙のテクスチャを重ねたオレンジ色を採用し、既存パッケージのカラーリングを継承しつつも、上質感と新しさが際立つデザインに仕上げています。新しさを感じさせながらも、長年のファンにとって“いつものおいしさ”であることが一目で伝わる、そんなデザインを目指しました。
2-3. 燻味塩(萬有栄養株式会社)
発売開始から35年以上の歴史ある塩のリニューアルデザイン。燻味塩という名前だけで燻製風味の塩であることが十分伝わるので、この商品名を特徴的に表現し、店舗で目を引く色味を使いながらも、少しくすんだ繊細な色合いで燻されたような雰囲気を出しています。また、裏面の使い方イラストは、少しクセのあるタッチで、見た人が何だか気になるようなものにしました。
2-4. シロップ/オイルシリーズ(株式会社生活の木)
敷居の高いスーパーフード、だけど普段使いして欲しい。そんな想いを込めて、「親しみやすさ」と「特別感」を同居させることを意識してデザインしました。植物の恵みが溶け出すようなシズルを全面に押し出し、シンボリックに仕上げました。
2-5. ガムシロップ(三井食品株式会社)
いろいろな料理にも使えるガムシロップのパッケージデザイン。冷たい飲み物以外にも、たくさんの料理の調味料としてキッチン周りに置きたくなるような、あたたかい雰囲気のある世界観をつくりました。夏場だけでないオールシーズン使える商品を目指しています。
3. 何に使う?どんな味?調味料のキャラクターを伝えたい!
調味料のパッケージデザインに求められるのは、派手さよりも、わかりやすさ・使いやすさ・信頼感です。
何に使う調味料なのか。どんな味なのか。どんな暮らしに寄り添う商品なのか。それらを無理なく、自然に伝えられるかどうかが、毎日選ばれ続けるかどうかを左右します。
私たちT3デザインでは、商品の中身や背景を丁寧に理解したうえで、売り場や生活シーンまで見据えたパッケージデザインをたくさん手がけてきました。
「今のパッケージで魅力が伝わりきっていない気がする…」「もっと選ばれる商品にしたい!」などなど、どんなご相談でも大丈夫です。毎日使われる調味料だからこそ、その価値がきちんと伝わるパッケージを、一緒に考えていけたら嬉しいです◎ どうぞお気軽にご連絡くださいね。






