東京都渋谷のパッケージデザイン・グラフィックデザイン 株式会社T3デザイン

手に取りたくなる「飲み物」のパッケージデザインとは?

2025.09.03
事例

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手に取りたくなる「飲み物」のパッケージデザインとは?

をこんにちは、広報部長です◎

私たちの生活に欠かせない「飲み物」。水にはじまり、お茶、清涼飲料水、カフェ飲料などなど、目にしない、摂取しない日はありませんね。需要が多い分、商品数も膨大なのが飲み物(飲料)の特徴のひとつ。スーパーやコンビニの冷蔵庫に並ぶ大量の飲み物たちの中からユーザー選ばれるために、パッケージデザインはとっても重要な役割を果たしています。

今回はそんな飲み物のパッケージはどんなことに注意してデザインすべきなのか、T3デザイン渾身のラインナップを紹介しつつ、解説します◎

1. 飲み物のパッケージデザイン、3つのポイント

視認性を高める!

飲料売り場はものすごーーーーく商品数が多いんです!「お茶」「水」「清涼飲料水」とカテゴリ分けしても、その中に数種類〜数十種類の商品がひしめきあっています。その中で「一瞬で目に入るか」が大きな勝負。

ロゴや商品名、味の種類はなるべく大きくシンプルに配置したいものですね。
また、ボトルが透明である場合、中身の色そのものである程度の訴求が期待できるので、それを引き立たせるようなロゴやアクセントカラーを使うのも有効な手段です。

清潔感と安心感を伝える

食品全般に言えることですが、飲み物は「体に直接入る」ものです。「口に入れても大丈夫」とユーザーに受け取ってもらえるような衛生的な印象をつくるということも視野に入れておきたいところです。

過剰に濃い色や汚れを連想させる質感は避けるのがベスト。全体的にはクリアでフレッシュなトーンが好まれる傾向にあります。栄養成分表示や原材料などの必須情報を読みやすく整理するのは当然のこと、アピールしたい成分などは積極的に打ち出していきたいですね。

ブランドストーリーを十分に反映させる

得られる健康効果やおいしさにまつわる情報を盛り込んだブランドストーリーをうち立てることで、よりユーザーに受け入れてもらいやすくなります。

例えば健康飲料なら、原材料の産地や自然を想起させるデザイン。エナジードリンクならパワフルな色使いや、尖った書体を使用することで勢いを訴求しても良さそう。特に最近のカフェ飲料では、おしゃれなカフェ空間をイメージした、洗練されたデザインが増えていますね。

また、最近は「リサイクル素材使用」「ラベルレス」などサステナブル要素もブランドイメージのために重視されています。環境配慮デザインは購買理由にもつながるので、アピールしていきたいポイントですね。

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2. 形状いろいろ!T3がデザインした飲み物たち8選

2-1. CO・OPハト麦入りさわやかブレンド茶ノンカフェイン(日本生活協同組合連合会)

「ハト麦入りさわやかブレンド茶ノンカフェイン」のパッケージデザインを担当しました。
原材料をモチーフにしたイラストをさわやかなカラーリングのパターンで構成。置くだけで日々を彩る、モダンでエネルギッシュなデザインです。ジェンダーレスや元気を意識した幾何学的なパターンとやわらかい水彩テクスチャを組み合わせることで、モダンながらも安心感のあるコープ商品らしい世界観を表現しました。

2-2. CO・OPミックスキャロット(日本生活協同組合連合会)

長年親しまれてきたミックスキャロットのブランドイメージを継承しながら、幅広い世代に受け入れられるデザインを目指しました。
手書き風のイラストを取り入れることで、親しみやすさと温かみを演出しつつ、世代を問わず手に取りやすいバランスを意識しています。
パッケージには、日常のさまざまな場面で活用できるメッセージを添え、飲料としての機能に加え、ちょっとした感謝や応援の気持ちを伝えるツールとしての役割も担います。

2-3. コンコンのど潤う水(赤穂化成株式会社)

のどあめを溶かしたようなドリンク「コンコンのど潤う水」のパッケージデザイン。
絵本のような世界観で、きつねの親子がはちみつとレモンを混ぜ合わせるシーンを描きました。温かい色合いとストーリー性のあるデザインで、ほっと癒されるパッケージデザインです。

2-4. 黒酢&ソイプロテイン KURO(タマノイ酢株式会社)

マイルドな飲み口でごくごく飲める、美容とダイエットにぴったりの黒酢ドリンク「黒酢&ソイプロテイン KURO」のパッケージデザインです。全体のカラーはフレッシュ感・美容感を感じさせるミルキーなピンクを選び、オフィスなどでも飲みやすいパッケージに仕上げました。KUROのロゴは、少しずつ異なる茶色のパーツを組み合わせることで、従来の黒酢とは一味違う、様々な素材がブレンドされた黒酢ドリンクであることを表現しました。放射状に綺麗に並んだ素材は、からだのバランスを整えることや代謝アップをイメージしています。

2-5. 毎日のMCT(タカナシ乳業株式会社)

MCTがスッと体に入っていくイメージを、爽快なシズルとそれを右半分に配置する大胆な構図で表現しました。上から下へ流れるシズルと合わせるように、商品名を縦書きで配置することで視線の流れを作り、屋根部にも訴求をつけることでターゲットに見過ごされない仕組みを作りました。

2-6. 熱中対策水(赤穂化成株式会社)

夏の暑さ対策をサポートする飲料である「熱中対策水」のリニューアルデザインを担当しました。最上部の水滴のチャージアイコンで、暑い日に体から失われる水分・塩分の補給を効率よくチャージすること、流れる斜めのラインで機能性を表現し、清涼感のある印象を持たせています。スポーツやレジャー、仕事中など幅広いシーンで手に取りやすいパッケージに仕上げました。

2-7. CHIA SEED(三井食品株式会社)

スーパーフードの持つトレンド感やオーガニック感を意識しつつ、なんの商品か一目でわかるように、少ない情報とモチーフで構成したパッケージデザイン。シェイプされた図形を正面から見えるようにすることで、チアシードに期待されるダイエット効果をさりげなく訴求。 トレンドに敏感かつ、健康意識の高い女性が手に取ってくれることを想定し、シンプルな中にも女性らしさが見えるようにデザインしました。

2-8. 黒大豆焼酎 讃州黒(西野金陵株式会社)

「瀬戸内国際芸術祭2010」に合わせて、「Roooots名産品リデザインプロジェクト」というコンペが開催された際に、コンペに勝ち残り商品化された、黒大豆焼酎のデザインです。実際に蔵元を訪れ、酒造りの場を見て、醸造責任者に話を聞き、実際に酒を飲み、デザインをブラッシュアップしていきました。スリムな瓶にフロスト加工を施し、艶のある黒い大小の円でリズミカルに黒大豆を表現しています。グラフィックは、なるべくシンプルな要素で構成し、ガラスの質感を活かしたデザインにすることで、まじりっ気のない、素材にこだわった黒大豆焼酎のシズル感を引き立てました。

3. 「安心」「おいしい」「ちょっといい」を目指して

いつものお水、いつものお茶、つい買ってしまうあのコーヒー。みなさんが飲み物を選ぶとき、きっと無意識に「いいね」ポイントがあるんだと思います。飲んでもいいと思える「安心感」、飲んでほっとする「おいしさ」、それから「ちょっといいな」と思えるデザインの印象。できるだけ多くのユーザーに「それ」を感じてもらえるようなデザインを目指して、T3デザインは今日も頑張って参ります!

御社のおいしい「飲料」たちの特徴や強み、ぜひ教えてください。あの冷蔵庫の中で輝くデザイン、一緒に考えてみませんか?
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