
こんにちは、皆さんごきげんいかがですか?広報部長です◎
皆さんが一番お金をかけたいものってなんですか?
食が楽しみな人、旅行が趣味の人、推しに課金したい人、いろんな方がいらっしゃるでしょう。消費って個人的なことのようですが、実はトレンドがあるんです。そしてその消費トレンド、パッケージデザインにも深く関わっているんですよ◎
今年の消費トレンドについて傾向を探りつつ、おすすめのデザインをご紹介します!
1. 2025年の「消費」傾向は?

フェムケア事業を展開する株式会社オノフ が、2025年の女性の消費意欲に関する調査結果を発表しました。
この調査は、2024年12月1日から2日にかけて、全国の20歳から69歳の女性2,351名を対象にインターネットで実施され、結果を前年と比較して消費行動の傾向について分析したものです。
↓↓↓調査についてはこちら↓↓↓
PRTIMES:使えるお金が減るほど、チル消費の意欲が高まる?
これを見ると、2024年と2025年では、消費傾向が少し変わってくるようですよ。デザインはいつだってトレンドに左右されるもの。特に消費のトレンドはパッケージデザインにも大きく影響します。これは見逃せない情報ですね。
1-1. 2024年の消費トレンドは「メリハリ消費」と「エモ消費」

2024年は、新型コロナウイルスの影響からようやく解放されたと思える1年でした。あらゆる制約が消えた一方で、円安などの影響で物価が急激に高騰。そのためか「コスパ」「メリハリ」「節約」を意識した消費行動が目立った印象です。
↓↓↓こちらの調査結果を参考にしています!↓↓↓
デロイトトーマツ:2024年度「国内消費者意識・購買行動調査」
普段の生活ではコスパを重視しつつも、ここぞというときにお金をかける「メリハリ消費」、そしてもうひとつ、Z世代を中心に多く見られた消費傾向が「エモ消費」です。
「なんかいい」を原動力に、精神的な満足を得るための消費が「エモ消費」。Y2Kやレトロガジェットブーム、平成レトロなど、あえて効率の悪さに回帰したり、SNS映えを重視するような購買行動は、確かに「エモ」でした。
1-2. 2025年は「コト消費」と「チル消費」が来る?

さて、冒頭の調査結果から2025年の消費行動はどのように予測されたのでしょうか?
まずわかったのは、前年と比較して、個人消費に使えるお金が増えると考える人の割合が減少しているということ。これを受けて、調査した全年代において「自分のために使えるお金は現象しそうだと考えている」という予測が出ました。20代は最も楽観的で、年代が上がるごとにこの不安が増えていることが数字に現れています。最近食料品がものすごく高くなっていますし、この不安は頷けますね。
次に分かったのが、消費行動の傾向です。調査では、消費行動を以下のように定義分けして、どれにお金を使いたいのかを答えてもらっていました。
チル消費:心地よい瞬間の追求を通じて生活の質を向上させることを目指す消費行動 。
コト消費:「一連の経験や体験」を重視する消費行動。
トキ消費:「その日・その場所・その時間」でしか体験できない消費行動。
イミ消費:ある商品を消費することで生まれる、社会貢献的側面を重視する消費行動。
ヒト消費:「ヒト」の持つ魅力や物語をエンターテインメントとして捉え消費する行動 。「ヒト」には芸能人やYouTuber、アニメやゲームのキャラクターなど多様な存在が含まれる。
エモ消費:「ロジカルに説明できないが、満たされる=なんかイイ」という「精神的な満足感」に着目した消費行動 。あえてフィルムカメラを使用する、推しの誕生日を祝う、レトロブームなど。
全体の傾向としては、「チル消費」「コト消費」「トキ消費」の数字が前年より増加していました。特に「チル消費」は年代が上がるごとに上げ幅が顕著に。「チル」は今年注目のワードになりそうな予感です。みんな、癒しを求めているんですね…。
さて、消費行動調査から分かった注目ワード「チル」。これにちなんでT3デザインの「チルい」デザインをご紹介したいと思います!
2. T3Dが提案した「チルい」デザイン
2-1. シークラゲグミ アカクラゲ(カンロ株式会社)
「シークラゲグミ」 のシリーズ第2弾として、アカクラゲをテーマにした商品パッケージデザインを担当しました。外箱はPET素材で透け感を出し、内箱、内袋、グミの重なりが美しくなるよう調整しました。商品を光にかざすと、まるで海の中を漂っているようなクラゲグミを見ることができます。海をそのまま切り取ったような神秘的なパッケージで、癒しをお届けします。
2-2. わたしにあまく 黒みつせんべい/アーモンドせんべい(株式会社栗山米菓)
心と身体にやさしい癒しの甘いおせんべい。忙しい日々の小さなご褒美に、自分自身をちょっとだけ甘やかすための商品として、「わたしにあまく」というシリーズ名を考案しました。たっぷり素材のシズルがそのままパッケージの装飾となり、素材感やいたわりの気持ちが伝わるようなあたたかみのあるデザインになっています。
2-3. ミルティー モイスチャーミルクスプレー(株式会社ナリス化粧品)
濃密でこっくりした使用感のため、もちもちの使い心地をわかりやすく伝えるデザインに仕上げました。夜の使用を想起させつつ、ブルーからパープルへのグラデーションで夜明けを表現し、時間が経っても保湿力が維持されることを表現しています。
2-4. フットケアコードレス リラニャー(株式会社アテックス)
フットケア用品のパッケージデザインです。プロダクトがネコの形をしたユニークな商品で、シリーズにはブタの形をした「リラブー」もあることから、「リラブー」と並んだ時のシリーズ感を意識しつつも、イラストのテイストを変え、ネコ好きの方が、家に連れて帰りたくなるようなものを目指しました。
2-5. ハト麦入りさわやかブレンド茶ノンカフェイン(日本生活協同組合連合会)
日本生活協同組合連合会様の「ハト麦入りさわやかブレンド茶ノンカフェイン」のパッケージデザイン。動物とその動物を連想させるモチーフに、海外の伝統柄も組み合わせました。色数を少なくすることで、可愛らしくも大人っぽく、柄を細かく配置することで、どの角度から見ても楽しむことができるデザインに。雑貨のような可愛らしさで、持ち歩きが楽しくなるようなボトルを目指しました。
2-6. リラエナ(カリカセラピ株式会社)
青パパイアの力を凝縮した新感覚のサプリメントのパッケージデザインです。「質の良い休息と翌朝の活力を身体の内側からサポートする」という商品特徴を、夜明けをイメージした紺から黄色へのグラデーションで表現しました。太陽のイラストで自然の力を強調し、細身で洗練されたロゴが機能感を示します。スマートな印象で若い世代にも手に取りやすいデザインにしました。