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リブランディング成功事例4選|市場変化に対応する戦略

2025.04.25
事例

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リブランディング成功事例4選|市場変化に対応する戦略

こんにちは、広報部長です!

今回は「リブランディング」について。

ブランドを1から構築するのもとっても大変な(でも楽しい)作業ですが、リブランディングもまたブランディングとは違った魅力があります。

今までのイメージをがらっと変えてしまう?
ずっと愛されているブランドを、今風にアップデートする?
メインターゲットをスライドさせて、さらなる顧客獲得を狙う?

などなど、考えることはたくさん、できることもとてもたくさんあります。
そんなリブランディングの魅力について、ちょっとお話しさせてください!

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1. リブランディングの良さって?

リブランディングの良さって?

「リブランディング」とは、ブランドの再構築や刷新という意味の言葉です。似たような言葉で「リニューアル」がありますね。こちらは単に見た目を変える、パッケージをお着替えするようなイメージですが、リブランディングはもう一歩踏み込んで、商品や企業の価値そのものを再発見して、磨き直すことになるんです。

市場の変化に対応したい!

トレンドや顧客ニーズは日々変化しています。ずっと愛されているブランドであっても、古いイメージのままでは新規顧客を取りこぼしてしまうということも考えられます。リブランディングで、もともとの良さを引き継ぎつつより時代にマッチする商品へと変化させることも重要です。

新しい顧客層を獲得したい!

ときには、ブランドの特徴を再考してターゲット層を再定義する必要もあります。これによって商品の印象が変わり、新しいマーケットへアプローチすることができます。

既存顧客に再注目されたい!

リブランディングによって、長年のファンに新たに働きかけることも可能です。「あー、なんか変わったな。もう一度買ってみようかな…」と思ってもらえればもうけもの。ずっとそばにあるのが当たり前だった商品でも、姿が変わると再評価や再購入のきっかけになるかもしれません。

また、リニューアルで新たにプロモーションを打って、その話題性で注目を集めるというのも戦略のひとつです。SNSやメディアでも話題にのぼりやすくなりますよね。

競合と差別化したい!

類似商品が多い商品の場合は、リブランディングのデザインやメッセージで競合に差をつけるチャンスができます。ブランドの存在意義を再整理し、それをデザインに落とし込み発表することで「ブランドとしてちゃんと“考えてる”」「ブランドが生きている」という印象を周囲に示すこともできますね。

さて、そんなメリットの多いリブランディング、T3デザインでの成功事例をご紹介します◎

2. T3Dが手がけたリブランディング事例4選

2-1. médelle(THE WORLD株式会社)

もともとバストケアアイテム業界でナンバーワンの実力と認知度を誇るこの商品。リブランディングを通じてブランド基盤を強化し、バストケアやスクラブといったボディケアカテゴリを一般的なメジャーケアへ引き上げることを目指しました。

そこで、「自分が人生のヒロインであると気づくボディケアブランド」をコンセプトに信頼感やファンの獲得を意識し、パッケージを贈りたくなる魅力的なデザインにアップデート。
パッケージデザインはヒロインに届く招待状をモチーフに「使うたび気分が上がっていくアイテム」として清潔感のある印象に。また、ブランドカラーとしてヒロインの白いドレスに落ちる綺麗な青い影のような水色を「médelle Blue」と設定しました。ブランドイメージを象徴するイメージカットではヒロインの部屋を想起させるような構成で撮影ディレクションを行いました。

2-2. Seedfun.(株式会社サカタのタネ)

​​タネまき資材で親しまれていた「サカタのタネ ガーデンシリーズ」。リブランディングを通して、現代のニーズに合わせた資材を提供し、タネから植物を育てる楽しさを伝えることを目指しました。

リブランディングでは「タネから育てるわくわくを」をブランドコンセプトとし、ブランド名を「Seed(タネ)+fun(楽しい)」から、Seedfun.と名付けました。fun(楽しい)を軸にパッケージデザインではそれぞれの資材をモチーフに抽象して、わくわく感を感じられるようなグラフィックで表現しています。ブランドサイトではパッケージに合わせた華やかな色使いとところどころにつけられた動きでサイトに楽しげな雰囲気をプラスしました。はじめてのタネまきでも安心して手にとれるように、老若男女問わず親しんでもらえるようなデザインを目指しました。

2-3. PreMedi(SEVEN BEAUTY株式会社)

眼科医監修のもと、アイラッシュメーカーが開発した「目元に特化した」化粧品シリーズ。リブランディング前はデザインに統一性がなく、シリーズで購入する人が少ないという課題がありました。
そこで、「安全・価格・品質」の3つのバランスがよく計算されていることから、いわゆる化粧品らしい情緒的なイメージよりも、長く安心して使い続けられる、おしゃれなツールのような存在がふさわしいと考え、「計算された目元キレイツール」という世界観を作り上げました。ロゴは黄金比に基づいて設計し、パッケージデザインは、商品特性をイメージした幾何学図形で、機能感と遊び心を感じるものにしています。

2-4. AND MIRAI(株式会社ファンケル)

2018年の発売時にパッケージデザインに携わらせていただいたAND MIRAIのデザインリニューアルです。発売から2年が経ち、中国インバウンドによる売り上げの拡大を受け、世界観のブラッシュアップと商品単品の訴求力強化を目的に再設計を行いました。

うるおいが巡り、循環していく機能感と、シンプルで美が極まるような上質感。自信に満ちた肌へ導く、ワンランク上のスキンケアブランドにアップデートしました。デザインは、一つ一つの色や質感にこだわることで、個々のアイテムの効能を際立たせつつ、&のマークを象徴的に見せることでブランドの顔とし、新しく生まれ変わったAND MIRAIの美しい世界観を作りました。

↓↓↓旧デザインもご覧ください!↓↓↓
株式会社ファンケル様 AND MIRAI 2018年
株式会社ファンケル様 AND MIRAI 2018年

3. リブランディング成功の鍵は?

リブランディングを成功させるための鍵は、

・ユーザー目線での価値の再定義
・競合との差別化
・デザイン・コンセプト・体験・ストーリーの整合性をとる


ということにあります。これらをしっかりと考え、商品の世界観をブラッシュアップさせることで、さらにパワーアップすることができるんですね。

ブランディングを得意とするT3デザインでは、記事内でご紹介したとおり、リブランディングもとっても得意です!
御社の大切な、愛着のあるあのブランド、このブランドをもう一度輝かせたい!そんなご依頼、お待ちしております◎

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