こんにちは、ゆいまーるです。
皆さんは、市場調査と聞くと何を思い浮かべますか? ビッグデータやアンケート、マーケティング資料…もちろんそういった根拠のもと分析された情報は商品開発においてとても大切な検討材料になります。しかし、実際に市場を目にすることで売り場をより理解し、消費者の目線で理解することも大切だと思います!
T3デザインは渋谷にある会社なので、日頃からコンビニ、バラエティ、ドラッグストア…等、様々なリアル店舗が立ち並び、かつ広告も沢山目に飛び込んでくる環境にあります。しかし、そんな場所でも普段から意識しないとなかなか脳にインプットされないですよね。
今回は、私が普段市場調査でよく行く場所をご紹介出来ればと思います!ちなみに、もっとこういう方法もあるよ~といった情報があったらぜひ教えて頂きたいです♪
1. みなさん、市場調査してますか?
どんなに素敵な商品を開発しても、市場におけるその商品の立ち位置を理解できないと、マーケティングにおいて成功を収めることは難しくなってしまいます。店頭で目立つことと、店頭で正確にターゲットに興味をもってもらうことは違いますし、その市場で目立ちつつ、手に取りたくなる、この塩梅が何よりも大切になります。
だからこそ、市場の動向を知ることが不可欠です。最新トレンドを掴み、革新的なアイデアを生み出し、競合に一歩先んじる。そのために、定期的な市場調査がとても重要なのです。
1-1.トレンドを知るなら、リアルな現場に足を運ぶべし!
デスクリサーチだけでは得られない生の声や実際の消費者行動は、リアルな市場に足を運ぶことでしか感じ取れません。店頭での顧客の動き、商品の陳列方法、そして競合の新商品は、すべて貴重な情報源となります。
1-2.T3デザイナーの市場調査事情
T3デザインはクライアントからデザインを依頼いただく形で商品理解を深めていくため、クライアントの持つマーケティング調査結果や商品の経歴、売れ行き、課題などをヒヤリングしていきます。
新商品の場合は、商品特徴とターゲットを照らし合わせながら方向性を決めていくため、どのような市場にどのような商品があり、どのような消費者がどのような目的で商品を購入していくのかを把握しておくことが求められるので、日頃から意識して市場を見るようにしているんです。
商品デザインのご依頼を受け、その商品が置かれるであろう店頭に足を運ぶことはもちろん、競合商品やリニューアルの場合は現行商品の口コミに目を通し、商品理解を深める時間をガッツリしっかりとっています。
1-3.担当領域に合わせて、市場調査のルーティンを
市場は逐一変わっていくもの。市場調査は一度きりのものではなく、継続的に行うことが大切です。わたしは、決まった店舗の同じ市場に定期的に訪れることで、ルーティンを確立し、情報の新鮮さを保つように心がけています。
2. リアル店舗おすすめ市場
それではさっそく、おすすめの市場調査場所をご紹介していきます!全部、定期的に行ってるよ!という方はプロのマーケターです(笑)
リアル店舗は、顧客が商品をどのように見て、感じて、選ぶかの生の反応を見ることができる場所であり、ディスプレイ上では気付かない俯瞰視点での市場調査が可能になります。
2-1.コンビニはデザイントレンドの宝庫!
コンビニエンスストアはとても回転が早く、まさに最新トレンドが詰まった宝箱です。主にお菓子や食品、アイス等の市場調査に訪れることが多いのですが、最近は化粧品や日用品、また横展開が上手なブランドも多数でてきて大変参考になるなと感じています。
ついつい最寄りのコンビニばかりに通ってしまいますが、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3店舗はそれぞれ限定品や品揃えも変わるので、できるだけ違う店舗に足を運んでみてください。
また、地域ごとの特色や新商品の展開を見逃さないということも意識してみると、とっても面白いですよ。駅によって購買層も変わってくるので、各コンビニの品揃えも少しずつ違ってきます。また、地方では大手が秘かにWEB非公開の地域限定商品も販売していたりするので、旅行に行ったら必ずチェックですよ
【コンビニの気になる商品持ち寄り記事はこちら!ざっくばらんな会話形式です◎】
2-2.ドラッグストアで訴求デザインを学ぶ
次は、ドラッグストアです。国内のドラッグストアは沢山系列がありますが、こちらもコンビニ同様違う店舗に足を運んでみることをおすすめします!独自の強い表現と整理された情報展開は、訴求力の高いプロモーションを学ぶ上で貴重な参考になります。
私の最寄りにはドラッグストアが3店舗並んでいるのですが、それぞれ足を運ぶと、推している商品が一緒だったり、違ったりと購入者の層や店舗の強みに合わせて押し出し方も違うように思えます。
2-3.バズり商品はバラエティストアで確認
最新トレンドや韓国系商品の動向を追いたいなら、バラエティストアがおすすめです! ドラッグストアと比較して、販促什器の展開も多く、様々なジャンルの商品が集まっているので市場で何が人気があるのか?ということはもちろん、新商品情報がすぐに手に入る利点があります。
ポイントは、自分の興味のないコーナーにも意識的に足を運ぶこと。興味のないジャンルの店舗に足を運ぶのはハードルが高くても、地続きのバラエティストアなら幾分回りやすいのがおすすめポイントです◎
渋谷には、東急ハンズ、LOFT、ドン・キホーテの大きな店舗があるのでよく足を運んでいます。渋谷で市場調査をしていたら、T3デザインに遭遇するかもしれません(笑)
2-4.ターゲット心理はスーパーマーケットで考察する
次にスーパーです!最も日常に近いスーパーの市場調査は、消費者心理をつかむのに打ってつけの場所です。家族向け商品や、日用品など、どんな商品が売れていて、どんな商品が店舗に推されているのか? 店舗でよく減っている商品だったり、立ち止まって見られていたりと市場でどんな風に見られているのかを観察するのも良い方法です。
「郊外」のスーパーは、市場調査の際に意外と見落としがちです。多くのメーカー様が都会に社屋を構えているのでかなり穴場かもしれません。郊外ならではの商品ラインナップや顧客の傾向は、新たな発見につながることもあるので、旅行先などで足を運んでみることをおすすめします!
【デザイナーが選ぶおしゃれなパッケージデザイン集はこちら】
3. 市場調査を日常化してアウトプットをスムーズに!
以上、T3デザインのおすすめ市場調査方法のご紹介でした!新たなアイデアやトレンドのキャッチアップにお役立てください◎
T3デザインチームでは、このような市場調査を通じて、常に最新の情報を把握し、クライアントにとって最適なソリューションを提供することを心がけています。トレンドに合わせたデザインのご提案や、市場を理解した上でのデザインが得意ですので是非気軽にご相談くださいませ!
次回は、WEBでの市場調査方法を紹介しようと思ってます!ぜひまた遊びに来てくださいね。それでは、またお会いしましょう~!
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