こんにちは、T3デザインのbearです。いかがお過ごしでしょうか?この度はとってもありがたく、光栄なことがありましたので、ご報告申し上げます。
T3デザインが関わらせていただいた、王子ホールディングス様の『PaPiPress』が、ドイツの名誉あるデザインアワードである「iFデザインアワード2021 」のプロフェッショナルコンセプト部門を受賞しました!
このブログでは、『PaPiPress』について、そして私たちT3デザインがどのようにこのブランディングに関わらせていただいたのか、をご紹介できればと思います。
1. PaPiPressがiFデザインアワードを受賞しました!
『PaPiPress』は、王子ホールディングス様と共に作り上げたパルプモールド製品(※)のブランドです。
「iFデザインアワード」は1953年から行われている、世界40か国以上の国々から作品が集まる権威あるデザインコンペティションです。『PaPiPress』は王子ホールディングス様の環境への取り組みとして開発された、パルプによる立体成型のブランドです。T3デザインでは先方と話し合いを重ねながら、プロダクトサンプルから始まり、営業説明用の資料や、誰でも楽しんで見れるようなブランドムービーやウェブサイトなどを作成させていただきました!
2. ブランドコンセプトは「環境にやさしくを、おもしろく。」
パピプレスはデザイン全てにおいて「おもしろい」を軸にしています。「環境問題のようなシリアスな課題こそ、楽しく取り組まないと長続きしない」という考えから、子供から大人まで、誰でも楽しんで環境問題について考えられる機会をつくれるようにとブランディングを進めていきました。
ブランドのスローガンは、「環境にやさしくを、おもしろく。」英語では、「Go Green ! Go Playful !」です。ブランドが大切にしていることが一目で伝わりますよね!
実際、打ち合わせはいつも「おもしろい」がいっぱい。楽しい打ち合わせが続きました。ちなみにこのイラストのキャラクターは、P太郎と呼んでいただいています(笑)
パピプレスの世界観が伝わる商品サンプルのデザインもご協力させていただきました!自由自在な形状にオーダーメイドが可能、という強みを実体化したデザインです。
営業説明用の資料も、分かりやすく丁寧な説明を入れつつ、楽しげな雰囲気も大切にデザインしています。
3. 商品特徴をシンボル化したロゴデザイン
『PaPiPress』という名前は、王子ホールディングス様とネーミング案を出し合い、話し合いを重ねた結果、先方の案に決まりました。紙を表す「paper」と、成型技術である「press」を組み合わせた言葉で、「ぱぴぷぺぽ」のリズムを感じる名前は、遊び心があり、紙の新しい可能性を想像させます。
ロゴは、PaPiPressの3つのPを重ねることで立体成型をシンボル化しています。ロゴデザインをきっかけに、PaPiPressのPを大文字で表記することになりました。
パピプレスのロゴは、日本タイポグラフィ年鑑2021 に入賞しています。
4. 世界観を伝えるブランドサイト制作
パピプレスのブランドサイト も「おもしろい」を軸に制作しました!
ペーパーモールドに馴染みのない方でも、分かりやすく理解できるように、製造方法や、特徴なども、楽しく伝える工夫を散りばめました。
ブランドサイトのファーストビューに現れるブランドムービーは、CGではなく、ペーパークラフトでひとつひとつ手作りしたものを撮影しています。動画制作にご協力いただいたLENSさんと、年末の寒い中での撮影でした(笑)
5. 「チーム」だからこそ受賞できたアワード!
王子ホールディングス様と、ブランドコンセプトの開発から、ロゴ、プロダクト、ブランドサイト、ムービーと、楽しみながらも真剣に作り上げてきたPaPiPressが、このような形で評価いただけて大変嬉しく思います!また、クライアントと私達だけでなく、LENSさんを始めとした様々な方々のご協力もあり、チーム一丸となった結果、iFデザインアワードを受賞できたと思います。
T3デザインは、これからも素敵なブランド・商品にたくさん関われるよう精進し続けます!パッケージデザインだけでなく、いろんなお問い合わせお待ちしております!
パピプレスについてもっと知りたい方は、ぜひ下記サイトをご覧ください!
▶王子ホールディングス様 プレスリリースページ
▶「iFデザインアワード2021」の『PaPiPress』紹介ページ(英語)
▶『PaPiPress』ブランドサイト
クレジット
クライアント:王子ホールディングス株式会社
クリエイティブディレクター:熊谷英之
デザイナー(ロゴ):中尾悠
デザイナー(プロダクト):熊谷英之、西野佳代子
デザイナー(WEB・キャラクター):小栗直人
映像作品:LENS.llc
BGM:高橋圭祐
フォトグラファー:花渕浩二
コピーライター:ヒヨプロ