東京都渋谷のパッケージデザイン・グラフィックデザイン 株式会社T3デザイン

空想果実イトピスの実
空想果実ラボスペシャルBOX
販促物デザイン

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1. プロジェクトの背景

カンロ株式会社様のファンタジー体験型グミ「空想果実」シリーズの第3弾として、大きな話題を呼んだ「イトピスの実」のEC限定スペシャルセットの開発です。

グミ5袋、世界観を補完する果実カード、ステッカー、リーフレットを同梱したプレミアムなセットを1200個限定で展開。さらに、全セットのうちわずか5箱にのみ「イトピスの実」の精巧なレプリカを封入するという、物語と現実が交錯するサプライズを仕掛けています。

ターゲットは、コンビニエンスストアでの発売時に購入し、既にシリーズの世界観を理解しているファン。日々膨大な情報が流れるSNSにおいて、単なる商品の販売にとどまらず、一つのイベントとしての話題性を創出することが求められました。

情報過多な市場環境において、競合を「X上のあらゆるトレンド」と定義。限定性を前面に押し出し、手元に届いた瞬間に深海の世界へと没入できるような作り込みをもって、ECならではの購買体験とブランドロイヤリティの向上を目指しました。

限定品パッケージデザイン/プロダクトカット撮影/リーフレットデザイン(1枚もの)

空想果実イトピスの実空想果実ラボスペシャルBOX販促物デザイン パッケージデザイン
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2. 課題とそのアプローチ

物語体験をさらに深く、没入感あるものへ
購入が想定される層は、既に店頭で「イトピスの実」を体験しているファンが中心となるので、単なる詰め合わせではない「さらなる興味を引く仕掛け」と「世界観の拡張」をどう表現するかが大きな課題でした。

そこで、この箱を単なる容器ではなく「研究所から届いた調査報告書」と定義。同梱のリーフレットを報告書風に仕上げ、果実発見時の様子をブロマイド風のステッカーにするなど、購入者自身が調査員の一人として空想の世界に参加できる「体験型パッケージ」へと昇華させました。

さらに、5つ限定のレプリカについても「研究員が誤って混入させてしまった」という物語性のある設定を与えることで、到着を待つ時間さえもエンターテインメントへと変換しています。

リアリティを追求したビジュアル戦略
X(旧Twitter)を中心としたプロモーションとなるため、溢れる情報の中からファンが目を止め、EC購入へとつなげるための圧倒的な「実在感」の提示が必要でした。

告知用ビジュアルの撮影では、空想の世界を現実へと引き寄せるため、テーマカラーである青を基調とした実験器具や膨大な調査書類を実際に準備。あたかも「空想果実研究所」で今まさに実験が行われているかのような臨場感あふれるカットを追求しました。

この徹底したリアリティの構築により、デジタルなタイムライン上に突如として「空想の断片」が現れたかのようなインパクトを与え、ファンの所有欲と知的好奇心を強く刺激するアプローチを行いました。

3. デザインのポイント

今回のスペシャルセットでは、WEBサイト未公開の情報をリーフレットに独占的に掲載するなど、「空想果実」ファンが「知る喜び」を享受できる重層的なデザインを追求しました。

化粧箱の中央にはホログラム加工のロゴを配置。限定品らしい特別感を演出し、箱を開けると果実が飛び出すような立体的な仕掛けを採用することで、リーフレットのグラフィックへと視線がつながるドラマチックな開封体験を構築しています。

箱の底面には、サイト上のキービジュアルでは描かれていなかった「隕石から生えるネプチュリの木の根元」を緻密に描き込み、ステッカーには人魚と思わしき謎の影を忍ばせるなど、消費者の想像力を刺激する「物語の余白」を随所に散りばめました。

告知ビジュアルにおいても光の演出を徹底し、スポットライトを浴びた商品が暗闇に浮かび上がるようなライティングを施すことで、深海の神秘とプレミアムな存在感を鮮烈に印象づけています。

4. 総括

用意した1200個の限定セットは発売からわずか1日で完売という記録を達成しました。SNS上でも好評の声が多く、単なる商品の購入を超えた「体験」としての満足度の高さを物語っています。

緻密な設定に基づいたパッケージデザインと、ファン心理を射抜くストーリー性の高いプロモーションがマッチしたことで、シリーズのブランド価値を一段階引き上げることに成功したのではないでしょうか。

クライアント
カテゴリ
クレジット
アートディレクター:庄子サトル
デザイナー:KAZUMA、長谷川礼菜
フォトグラファー:山崎智明
公開年
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