ミルクレア（MILCREA）
パッケージデザイン

赤城乳業株式会社様の「ミルクレア」は、ベルギーチョコレートを使用したチョコレートアイスの中に、むにゅ～っと濃厚な味わいのミルクアイスを入れたバーアイス。
現行デザインの持つ世界観を大切にしながら、ブランドの象徴である“ミルクが伸びる体験”をより直感的に伝えることを目的としたパッケージリニューアルを行いました。

「ミルクレア」は、発売から一定の認知を得てきた一方で、ブランドの魅力や商品価値が十分に浸透しておらず、消費者の体験とデザインとの結びつきに課題がありました。特にメインターゲットである30〜40代女性に対して、ひと目で“濃厚で満足感のあるミルク体験”を想起させるビジュアル訴求の強化が求められています。

そこで今回は、既存のブランドイメージを損なうことなく、より魅力的でわかりやすいデザイン表現へとブラッシュアップし、ミルクレアの価値をしっかりと世の中に伝えていくためのデザインを目指しました。

「伸びる」という体験的な価値をよりわかりやすく
「ミルクレア」は、発売以来一定の認知を得てきました。しかし、さらなるブランドの躍進のためには、もう一歩踏み込んでブランドの魅力や価値を表現し、消費者に浸透させる必要があります。

体験とデザインとの結びつきをより高めるため、食感だけではなく「ミルクが伸びる」という体験価値をよりわかりやすくプラスすることはできないか、と考えました。

伸びの表現をブラッシュアップ
「ミルクが伸びる」。この最大の体験的魅力をより伝えるため「伸び」の表現に着目。従来のデザインとはシズルの向きを変え、より中のミルク部分が伸びて見えるような構図に変更しました。

併せて文字組みもアイスの添わせるように変更し、相乗効果を狙っています。

中に入ったむにゅ〜っとした濃厚ミルクアイスと外側のフレーバーのうっとりするようなおいしさ。そのコンビネーションの良さを伝えると同時に、今回はミルクレア最大の魅力とも言える「ミルクの伸び」をよりわかりやすく表現できるよう、シズルの構図に大きな変更を加えました。

むにゅ〜っと伸びるミルク部分の長さを魅力的に調節し、さらにアイスを取り巻く文字組みで濃厚なおいしさを表現。「感触を味わいたい」欲求を刺激します。これまでのブランドの世界観を表現する、枠に施されたむにゅ〜っとしたシズルやビビッドな色合いはそのままに、“ミルクが伸びる体験”がより直感的に伝わるパッケージにリニューアルされています。