Sof’（ソフ）パッケージデザイン

赤城乳業株式会社様の「Sof’（ソフ）」は、「ソフトクリームの上だけ」という斬新なコンセプトで、発売以来同社の主力商品として人気を博しています。

今回のリニューアルでは、味わいをより牛乳に近いスッキリとした後味に改良。これまで以上に軽やかでやさしいおいしさを目指しています。それに伴い、パッケージデザインにも「フレッシュさ」と「ソフトクリームの柔らかさ」を感じられる表現を取り入れることが求められました。

ターゲットは上質さとシンプルなおいしさを好む大人として、40代の女性を中心に設定。日常のちょっとしたご褒美として手に取りたくなるような、やさしく上品なデザインが理想です。

市場にはバニラ味やミルク味のアイスが数多く存在しますが、本商品は「ソフトクリームの上だけ」という他にない強みを変わらず打ち出していくことで、競合商品と強く差別化。味の刷新に合わせて、ブランドの世界観をより明確に伝え、商品そのものの魅力を視覚的にも引き立てるデザインを目指します。

ソフトクリームの「上だけ」をしっかりと示す
発売当初から「ソフトクリームの上だけ」という強いコンセプトをそのままビジュアルとして体現できるよう、ソフトクリーム画像をアイキャッチにしてきました。そのアイコニックさが購入につながっているため、イメージは大きく変えず、さらにしっかりと印象付けられるようなビジュアルにしたいと考えました。

シルエットと「白」の存在感を強調
ロゴを小さく配置することで、ソフトクリームの面積を拡大。ソフトクリームの段数を増やすことで、シルエットの印象を強調しました。さらに、背景色をより濃くすることで、ソフトクリームの白さと存在感を一層引き立てています。

溶けたようなツヤと滑らかなフォルムが、よりリアルな柔らかさを強調し「美味しそう」なソフトクリームシズルを実現しました。

スプーンですくっているシーンでは、まさにソフトクリームを食べる時の柔らかさを想起。背景のミルクの波でフレッシュなミルク感を表現しており、またカップの帯を不透明にすることで売り場での視認性を上げています。