東京都渋谷のパッケージデザイン・グラフィックデザイン 株式会社T3デザイン

スノーマロウ パッケージデザイン

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1. プロジェクトの背景

カンロ様が展開する「アメージングカンロ」シリーズの第3弾として開発された「スノーマロウ」のパッケージデザインです。「ホシフリラムネ」「シークラゲグミ」が築き上げた独自の世界観を継承しつつ、さらなる驚きと感動を提供することを目指しました。

ターゲットは、幻想的なビジュアルやエモーショナルなストーリーを愛し、SNSを通じて心がときめく発見をシェアしたいと考える層です。ギフト需要も視野に入れ、単に食べるだけでなく、手に取った瞬間に物語の中に引き込まれるような体験設計が求められました。

近年お菓子市場では、単なる「映え」を超え、その商品が持つ背景や食べる過程で得られる「ワクワク感」を重視する傾向が強まっています。こうした動向を背景に、スノーマロウではSNSでの話題性と、誰かに贈りたくなるような深いストーリー性を両立させたデザインを追求しました。

新商品パッケージデザイン/商品ロゴデザイン/グラフィックデザイン/イラスト制作/限定品パッケージデザイン/キービジュアルデザイン/パンフレットデザイン(複数頁もの)/キービジュアル撮影

スノーマロウ パッケージデザイン パッケージデザイン
スノーマロウ パッケージデザイン パッケージデザイン
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2. 課題とそのアプローチ

「雪を食べる体験」を、物語性のあるデザインへ
美しい「雪のイメージ」を伝えるだけではなく、「雪を食べる」という特別な顧客体験をいかに明確に定義し、デザインによってその物語性を補完するかを重要視。EC販売という、手元に届くまでの期待感も含めた接点を最大限に活用し、機能的な説明を超えた「情緒的価値」と、身体的な「感覚的価値」の両立が大きな課題となりました。

「夢の具現化」と「新雪を探る楽しみ」の両立
「雪が “美味しそう” 」という根源的なコンセプトを軸に、二つの価値をデザインに落とし込みました。情緒面では、誰もが幼い頃に抱いた「あの雪を食べてみたい」という夢を叶えてくれるような、しんと静まり返った積雪の朝を想起させる清らかな情景を表現。感覚面では、たっぷりのパウダーの中からマシュマロを探し出すという、新雪をかき分けるような動作をデザインに組み込みました。これにより、単なるお菓子の開封を「新雪の中から宝物を見つけ出す」という心躍る体験へと昇華させています。

3. デザインのポイント

ブランドの象徴となるロゴは、マシュマロの「もちもちとした質感」を表現した柔らかなマークに、子どもが書いたような温かい手書き文字を組み合わせ、直感的に「童心に戻る」コンセプトを表現しました。
ギフトとしての品格を備えたボックスは、蓋を開けた瞬間に「枝から落ちた雪が積もったばかりの静謐な情景」が広がる仕掛けを施し、同梱のオリジナルストーリーを綴ったパンフレットが、食べる前の没入感をさらに深める導入となります。
朝日が新雪に反射するような透明感あふれるキービジュアルも含め、単なる商品の包装を超え、雪の日の朝に感じたあの純粋なときめきを大人たちへ届けるための「体験の装置」として、一貫した世界観を構築しました。

4. 総括

「スノーマロウ」の発売は、従来の菓子の枠を超えた「物語を体験する」というアプローチが、現代の消費者の心に深く響くことを改めて証明する結果となりました。
その熱狂は数字にも顕著に表れ、初回の予約販売開始からわずか24時間で完売。その後の通常販売分も即座に完売し、翌1月の再販が急遽決定するなど、予想を大きく上回る反響を呼びました。

単に「雪がコンセプトのマシュマロ」としてではなく、「童心に戻り、新雪をかき分けるように夢を叶える」という一連のデザイン体験が、SNSを通じた共感とギフトとしての強い魅力を打ち出すことができたのではないでしょうか。

クライアント
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クレジット
アートディレクター:次良丸貴稔
デザイナー:伊藤優
公開年
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