1. プロジェクトの背景
薬用歯みがき アバンビーズ
パッケージデザイン / 販促物デザイン
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わかもと製薬株式会社様では、薬用歯みがき「アバンビーズ」ブランドをリニューアル。今回、2商品のリニューアルを担当しました。
ひとつは、至近距離の会話でも自信をもたらし、クリアな息へと導く「アバンビーズ トータル口臭ケア」。もうひとつは、“歯みがきは冷たいもの”という常識を覆し、“ほんのりあったかタッチ”という新発想を取り入れた「アバンビーズ 知覚過敏症状ケア」。
いずれも、毎日の歯みがきを楽しみながら口内の健康を守り、より前向きな習慣へと導く画期的な商品です。
メインターゲットは、歯みがき時に歯がしみ、リラックスタイムを必要とする30代~40代の女性。従来の「口臭ケア」に加え、「知覚過敏ケア」と「リラックス効果」という新しい価値を融合させた製品を投入し、ターゲット層のQOL向上とオーラルケア市場でのポジション強化を図ります。それにふさわしいパッケージとは何かを模索しながらのデザインとなりました。
リニューアルパッケージデザイン/リーフレットデザイン(1枚もの)
2. 課題とそのアプローチ
直感的な「心地よさ」を伝えるには
新製品の訴求ポイントは、「知覚過敏による歯みがき時のストレス」や「気持ちの疲れ」といった情緒的なニーズや、「歯みがきは冷たい」という常識を覆す「温感」という革新的な新発想です。このため、従来の歯磨き粉にありがちな硬派なデザインでは伝えきれない、直感的な「心地よさ」にもっとフォーカスしたいという思いがありました。
冷たさの払拭と親しみをプラス
リニューアルパッケージでは、従来の機能性歯みがきの “冷たさ” を払拭するため、温かみのあるカラーやグラデーションを採用することで、製品が提供する「ほんのりあったかタッチ」によるリラックス効果と安心感を情緒的に訴求しました。
さらに、製品が持つ知覚過敏有効成分の機能性を明確に打ち出しつつ、揺れのあるやわらかなフォントを使用し親しみやすさをプラス。多機能性を内包しながらもターゲットの「ストレスからの解放」と「ワンランク上のケア」という核心的なベネフィットを、効果的に伝達することに成功しました。
3. デザインのポイント
中央にブランドロゴと「生きた乳酸菌WB2000配合」を共通表記。わかもと製薬様の機能性と信頼感を統一的に訴求しつつ、製品タイプに応じて色を明確に使い分けています。
水色・青を基調とした「トータル口臭ケア」では爽快感と清潔感を、オレンジ・ピンク系の暖色を基調とした「知覚過敏症状ケア」では「あったかタッチ」による心地よさやリラックス感という情緒的な価値を表現することで、ユーザーが自分のニーズに合った機能を店頭で直感的に選択できる高い視認性と訴求力を実現。
柔らかく親しみやすいフォントと丸みのある歯のアイコンで、製品の機能と使う人の気持ちに寄り添うメッセージを効果的に届けます。