
こんにちは、広報部長です。
T3デザインはパッケージデザインの会社ですが、ブランディングも大変得意なところとしています。
ブランディング、それはブランドを丁寧に作り込むこと。ブランドがやりたいことと、世の中が求めることをつなげ、長く愛され続けるブランドを作ること。
ブランディングのための大切な柱の一つに「ビジュアルアイデンティティ」というものがあります。今回は、そんなビジュアルアイデンティティの基礎知識と、T3デザインの実績から、強固なビジュアルアイデンティティの構築がブランディングの成功を連れてきた好例をご紹介しようと思います!
1. ビジュアルアイデンティティって何?
VI(ビジュアルアイデンティティ)を定めるということは「ブランドのコンセプトを可視化させる」ということ。ブランドの世界観を強固なものにするために、これはとっても大切なプロセスだと、T3デザインでは考えています。
1-1. VI(ビジュアルアイデンティティ)とは

ビジュアルアイデンティティとは、ブランド(商品の理念やコンセプト・バリュー)を視覚的にビジュアル化し、消費者に可視化させること(=デザイン)を指します。
例えば、ロゴマークやコンセプトとなるカラー、フォントの形や具体的なイメージ写真のように、目に見えるデザイン要素のすべてにこの「アイデンティティ」を表し、これら全部をもって作り上げられるイメージが「ブランドイメージ」として、ユーザーの心に残るんです。
1-2. どうしてVI(ビジュアルアイデンティティ)が必要なの?

ブランドの広告展開には、パッケージデザインはもちろん、ポスターや店頭什器、ショッパー、webサイト、コピー、空間デザインに至るまで、たくさんの種類のクリエイティブを使います。これをどうデザインするのか、その軸となるのが、先ほど説明した「ビジュアルアイデンティティ」。ここがしっかりと定まっていると、デザインのすべてに統一感が生まれ、広告には説得力が生まれるというわけです。
ブランドの世界観を強くするため、また長くユーザーの心に残り、生き続けるために必要なのが、ビジュアルアイデンティティなんですね。
2. ビジュアルアイデンティティの確立で大成功!好例5つ
では、そんなビジュアルアイデンティティをしっかりと定めたおかげでブランドの強い世界観を構築できた好例を挙げてみましょう。T3デザイン渾身のブランディングの結晶たちです◎
2-1. POLBAN(ラッキーインダストリーズ)
育児の中で、どこか子供中心になってしまい、溜まり溜まってストレスとなるのはもったいない。抱っこは子供だけじゃなくてパパ・ママも一緒に楽しんでほしい。そんな想いを叶えるため大人も子供と一緒に共感できるコミュニケーションを目指したブランディング実績です。ライフスタイルの決裁権がある大人に寄り添った「ハイカジュアル」なVIを軸に子供との楽しい抱っこライフを連想させるよう設計しています。
2-2. LIDEF(株式会社リベルタ)
高度なテクノロジーを駆使し、過酷な環境に快適に適応できる衣類ブランドのビジュアルを手がけました。ロゴ、キービジュアル、デザインレギュレーションを制作し、ブランドのビジュアル伝達のベースをクライアントと組み立てさせていただきました。ロゴについては機能性衣料ブランドLIDEFのロゴ、ブランド内で展開される4つのシリーズロゴの計5つのロゴリデザインを行いました。共通していたのは、環境に合わせて素材が変化する事。変化をフックに、ロゴデザイン自体がグラデーションに変化するイメージでデザインしています。
各キービジュアルは、ハードな印象で作り込むことによって、高度なテクノロジーを想起させるよう仕上げました。映画のワンシーンを切り取ったような魅せ方にすることでユーザーの期待値を高めていくビジュアルを目指しました。
2-3. ピュレリング(カンロ株式会社)
リニューアルされたピュレリングシリーズと新しく登場したパーティーパック、アソートパックのパッケージデザインを担当いたしました。ピュレリングは“親から子へ想いをつなげる”をコンセプトに、親子で楽しめるグミとして誕生しました。パッケージデザインにもその想いを散りばめており、ピュレリングはホームパーティ、ピュレリングソーダはアウトドアパーティのテーマで、楽しい家族時間を表現しています。ピュレリングソーダのデザインには新キャラクターである「ねこング」が登場しています。
2-4. Coculme(株式会社ヤクルト本社)
ヤクルト様の新ボディケアブランド「Coculme(コクルム)」の容器デザイン、パッケージデザイン、WEBサイト、動画、販促物のデザインを担当いたしました。大人の乾燥肌をうるおいヴェールでくるむ、というキーワードから「繭のように優しく包み込む」をコンセプトに容器とKVをデザインしました。それらをベースに、WEBサイト、販促用チラシ、ヤクルト様で使われる社内向けの研修用テキスト、使い方の説明用動画へ展開しました。Coculmeというブランドに上品な佇まいと、うるおいで包み込むような優しさを感じられるよう、全てのデザインのブランディングを行いました。
2-5. PaPiPress(王子ホールディングス株式会社)
王子ホールディングス様の環境への取り組みとして開発された、パルプによる立体成型のブランド『パピプレス』。T3デザインはそのブランディングに関わりました。 クライアント開発メンバーと共に、環境問題のようなシリアスな課題こそ、楽しく取り組めるものでないと長続きしないと考え、プロジェクトに取り組む姿勢から、デザイン全てにおいて「おもしろい」を軸に検討を進めました。 『パピプレス』の特徴がひと目で伝わるプロダクトサンプルから始まり、営業説明用の資料や、誰でも楽しんで見れるようなブランドムービーやウェブサイトなども作成しました。
>> ブランドサイトはこちら
「PaPiPress」「パピプレス」は、王子ホールディングスの商標です。
3. 商品の持つ自己表現価値を高める!
T3デザインでは、商品の持つ自己表現価値を高めるために、商品らしさや理想的なイメージを追求しています。派手なデザインや可愛らしいデザインに捉われることなく、商品の魅力を最大限に活かしながら、消費者の心を揺さぶるアイデアをデザインで表現しています。
ビジュアルアイデンティティをしっかりと定めることは、ブランディングの要。大切なブランドを輝かせたい、みんなに世界観を伝えたい、そんなご相談も大歓迎です。どうぞお気軽にお問い合わせください◎
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