東京都渋谷のパッケージデザイン・グラフィックデザイン 株式会社T3デザイン

シズルが鍵!【クッキー】のパッケージデザイン7選

2024.10.24
事例

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シズルが鍵!【クッキー】のパッケージデザイン7選

こんにちは!広報部長です。

みなさん今日、おやつに何を食べましたか?
毎日のおやつとして、地方のお土産として、手土産として、お菓子界でも「クッキー」という食べ物は、かなり重要な位置を占めています。

T3デザインも多くのクッキーのパッケージをデザインさせていただいております。今回はその中から自信を持って披露したい実績と、広報部長が気になるちまたのクッキーパッケージを合わせてご覧いただきたいなと思っています。

それぞれのデザインポイント、そしてT3デザインが普段クッキーのパッケージデザインをするときにどこに気をつけているのかまで、たっぷり解説します!

1. ポップでおしゃれなデザイン

1-1. キャラメルクッキー(株式会社正栄デリシィ)

1袋で2種類の味が楽しめるキャラメルクッキー。外袋の下半分を透明にし、ストライプの隙間から個包装を見せることで、商品のボリューム感を伝えつつ、おしゃれな印象を演出しています。

雑多な大袋売り場でも目を引くように、とろりとしたキャラメルのイラストを大きく使用しました。カラフルな色彩を用いることで、家族みんなでワクワク食べてもらえるようなハッピーなデザインになりました。

1-2. ハピケット(株式会社正栄デリシィ)

こちらはT3デザインがデザインした実績になります。

科学的観点とシチュエーションの観点から素材や甘さを厳選した「幸せ」がコンセプトのチョコクッキーです。視覚的にも「幸せ」を体験してもらいたいという思いから、四つ葉のクローバーを大きくあしらったアウトプットにしました。

誰もが持っている、幼い頃に四つ葉のクローバーを見つけて幸せな気持ちになった記憶。そんな幸せを象徴する「四葉のクローバー探し」を追体験できるよう、賑やかな売り場を野原に見たてました。店頭で四葉のクローバーである「ハピケット」を探し出し、食べて幸せになる。幸せな記憶と現在の体験をリンクさせるようなデザインです。

1-3. 3時のビスケット(大地のおやつ)

"大地"を感じるような力強くて優しいおやつを、岐阜から全国に発信する「大地のおやつ」。その代表作でもある「3時のビスケット」は、石臼挽き小麦ブランを配合した生地をオーブンで焼き上げ、米油で揚げてほんのり塩をまぶした揚げビスケットです。

素朴でポップなイラストに優しい色使い。ブルーのロゴが目を惹きます。体にやさしい素材だけを使い、食べ飽きない素朴なおいしさを目指したというそのポリシーが、パッケージの素材感や普遍的な優しさと可愛らしさのあるイラストの雰囲気からも伝わるようデザインされています。

2. シンプルかつスタイリッシュなデザイン

2-1. L basic・L marche(株式会社ローソン)

nendoがデザインしたということで話題をさらったローソンのプライベートブランド。売り場を埋め尽くしていてもがちゃつかない、見ていて疲れないあわいベージュをベースに、はっきりとタイトル、中身(写真)、商品特徴がひと目で理解できるように配置されています。

シンプルでスタイリッシュ、魅力的でありながら「わかりやすさ」はきちんと担保。一般的にプライベートブランドのデザインは、シンプルさや統一性が重視され、個性の主張は少ない印象ですが、こちらは「かわいい」「手に取って見てみよう」と思わせる引力もあるデザインです。

2-2. ブランとカカオと素材クッキー(株式会社正栄デリシィ)

こちらはT3デザインが担当したデザイン実績です。

甘すぎることなく、いろんな素材の味を感じる素朴なクッキーであることを伝えるために、余計な装飾を抑え、丁寧でシンプルな構成にしました。

背景色は、やさしく落ちついたグリーンに素材感を感じるテクスチャを加え、クッキーに入っている素材を水彩イラストで描き、シンプルな中に華やかさと温かみをプラスしています。

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3. ユニークで個性的なデザイン 

3-1. ちょこまみれ(株式会社不二家)

ロングセラー「カントリーマアム」の派生商品でありながら、「まみれさん」というまったく違うキャラクターを生み出したのが、この「チョコまみれ」です。そもそもそのおいしさから多くの人に愛されている商品をチョコで包んだらどうなる?という「みんなの夢を実現させた」というところから、すでに話題性は抜群。

コンセプトだけで「食べてみたい」気持ちをしっかりくすぐっていますが、パッケージ全体で表されている「チョコ感」も見事なもの。元の商品のロゴがそのまま配置されていることで、素性がわかっているという安心感もあります。さらに派生した「チョコだらけ」も同じ手法で成功を収めています。

3-2. バターとチーズの罪な味(株式会社正栄デリシィ)

こちらもT3デザインが担当したパッケージデザインです。濃厚なバターとほんのりチーズが心を満たす、サクザク食感のクッキー。口に入れた瞬間バターとチーズの味わいが口いっぱいに広がり、脳内がうっとりする様子が、グラフィックとフォントでしっかりと表現されています。

背景のマーブル模様と特徴的な文字で、心を溶かす魅惑のひとときへと誘惑するような印象に仕上げました。


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4. クッキーのパッケージデザインで大切なこと

私たちT3デザインがクッキーのパッケージをデザインするにあたって、一番大切にしているのは「パッと見てどんなクッキーかが伝わること」です。単にクッキーと言っても、実はしっとり・サクサクなど食感はさまざまですし、甘さ・濃厚さも異なります。味や食感の個性が出やすい商品だからこそ、消費者は店頭で「どんなクッキーなんだろう?」という情報を瞬時にパッケージから推測します。だからこそ、パッケージにおける商品特性の表現がとっても大切になってくるんです。

シズルが鍵!

その中で最もこだわりたいのが「シズル」。特にスーパーやコンビニなどの市販品の場合は、パッと見たときに「どんな食感なのか」を伝える画像やイラストを配置しています。しっとりしているのか、サクサクしているのか、食感が美味しそうに伝わることを大事にしています。クッキーの画像1枚を制作するのに、何百枚ものクッキーから選定して撮影したりもしているんですよ!

焼き色で美味しさと食感を表現

また、シズルと同じくらい大切なのがクッキーの「焼き色」。焦げとまではいかなくとも、こんがりとした焼き色がついていた方が、より美味しそうに見えます。逆にふわふわとした食感がポイントの商品であれば、あえて焼き色は見せないことを意識。商品ごとの特性に合わせた「シズル作り」が肝なんです!

価格帯に合わせて世界観を演出

贈答品などに選ばれたいクッキー缶などについては、少し様相が変わります。スーパー・コンビニ商品では中身そのもののシズル画像を重視していたことに対して、こちらの場合は「世界観の作りこみ」に重点が置かれます。

とにかくクッキーは競合品が多いので、強いメッセージ性や印象的なストーリーが大事になってきます。このあたりの商品は価格帯も幅がありますので、それぞれに見合った世界観を作ってあげなければなりません。クッキーは多くの家庭で「作ることができる」食べ物なので、贈答品や高級品として販売するのであれば、付加価値をどう付けるかが鍵になるんです。

5. クッキーのパッケージデザインなら、ぜひT3デザインへ!

クッキーは、お菓子の中でも日常的に食べる「おやつ」としても親しまれる一方、「ギフト」としてハイクラスなものが百貨店で取り扱われたりもする、非常に幅広い食品です。ターゲットや商品特徴をよく見極めてデザインする必要があるということですね。

T3デザインなら「みんなのおやつ」から「特別なギフト」まで、幅広いクッキーに対して適切なデザインができると自負しております!もちろんコンセプト・ブランディングからお手伝いすることも可能ですよ。

「こんな商品にしたい」から「ここがおいしいところなんです!」まで、どんなことでもご相談ください。きっと最高の商品づくりをお手伝いします。

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