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トレンド「20年周期説」は本当?2005年のトレンドを振り返りつつ、2025年の流行を考察!

2025.02.28
知識 / ノウハウ

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トレンド「20年周期説」は本当?2005年のトレンドを振り返りつつ、2025年の流行を考察!

こんにちは!広報部長です♪

「トレンドは巡る」というのは、いつの時代も言われていること。とりわけファッションなどについては「20年周期説」というものがうたわれていて、トレンドにおける「20年前」は割と重要なキーワードなんですよ。

そこで今回は、2025年の20年前「2005年」にスポットをあてて、トレンドを振り返ってみたいと思います。懐かしいもの、新鮮なもの、ありますか?

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1. 2005年のトレンドを振り返る!

1-1. GIFアニメ・Flashムービー

インターネットが普及してしばらくたち、こぞってホームページを立ち上げたり掲示板を使って交流していた時代。今に比べると、色数も少なく文字が目立ったサイトデザインが主流でしたが、そこに革命を起こしたのが、GIFアニメと、Adobe Flashを使って作成されたFlashムービーでした。

Youtubeの登場が2005年、そして2006年にはニコニコ動画がサービス提供を開始。ニコニコ上でGIFアニメやFlashムービーを公開する人たちが増えて、世間の関心がここからじわっと動画制作に向いていきます。

2025年現在でも、インスタのストーリーやショート、SNSなどであえてのGIFアニメを使う流れ、ありますね!

1-2. iPod nano

iPod nano

この頃、音楽のサブスクリプションサービスは存在せず、音楽プレイヤーに好きな曲を入れて持ち歩く、というスタイルが主流でした。

そんな中、Appleの音楽プレイヤー「iPod」の小型モデル「iPod nano」が発売。macOSおよびWindowsの両方で利用可能で、爆発的な人気を誇り、最終的に第7世代までリリースされました。

今では完全に販売が終了しているiPodですが、デジカメやカセットテープなどレトロガジェットが静かに熱い昨今、再度脚光を浴びる可能性も?

1-3. スキューモーフィズム

スキューモーフィズム
この頃のiPhoneの電卓やアイコンのデザインはこんな感じでした。

スキューモーフィズムとは、新しいものを既存のモチーフに似せる手法。初めて見るユーザーでも直感的に操作できるような質感のデザインを指します。この頃は、ガラケーからスマートフォンに転換していく時期でした。画面上に表すアイコンやツールを、立体的に、フィジカルに寄せることで、親しみを持つことができたのです。

例えば電卓アプリ。現行のデザインよりもボタンの質感がつやっと表現されていて、本物の電卓みたいですよね。カメラアプリのアイコンはダイレクトにカメラレンズですし、Safariアイコンは本物のような質感のコンパスです。webサイトなどのボタンアイコンも、つやっとした「キャンディボタン」が多用されていました。

スキューモーフィズムによって用途をイメージしやすくし、操作への障壁を下げるという狙いがあったのです。

その後、フラットデザインの流行で消滅したかに思えるスキューモーフィズムですが、近年はスキューモーフィズムに、フラットデザインやマテリアルデザインを融合させた「ニューモーフィズム」が注目されています。

ニューモーフィズム
ニューモーフィズムの例。整った美しい見た目です。


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1-4. ターコイズグリーン

ターコイズグリーン

さて、2005年の流行色は「ターコイズグリーン」。こちらは毎年PANTONE社が発表する流行カラー「Color of the Year」からの引用です。

クールでさわやかな印象のブルーグリーンですが、当時は「比較的誰にでも似合う色」「誰が着てもそれなりに似合う色」という「ユニバーサルカラー」とされ、春夏から秋冬まで通年人気でした。確かに最近、こういうさわやかな色調の飲料パッケージデザインが多いかも!?

1-5. 赤文字系ファッション

2000年代初期はファッション誌が飛ぶように売れた時代でした。「赤文字系ファッション」とは、好感度やモテを意識したコンサバファッションのこと。
「CanCam」「ViVi」「JJ」などが人気モデルを続々と排出し、彼女たちが誌面でまとう、女性らしいふんわりしたシルエットやデザインを取り入れた服装が本当ーーーーに流行りました。

ちなみに「赤文字」とは、昔からある20代女性向けファッション誌のタイトルが赤色だったからついた俗称。流行最盛期は2007年頃とされていて、こぞって「モテ系」「愛され系」のコンサバファッションの特集が組まれていました。

2020年代は「モテ」の定義も若者自体の意識も変容していますね。2005年当時、赤文字雑誌の対局とされていたのが、原宿系に代表されるような、個性を主張し、男性の目線を意識し過ぎず、同性である女性に支持されるファッションを提案する「青文字系」雑誌でした。どちらかというとそちらのほうに寄っているかもしれませんね。

2. トレンドは20年ごとに巡る?

2005年のトレンドを振り返ってみました。今見るとだいぶ新鮮ですねー!

ここ2〜3年の流行を見ると、平成レトロだったりY2Kだったりと、確かに20年前あたりの流行が回帰している気配です。もしかしたら2005年のトレンドが、今年のデザインワークの画期的なヒントになるかもしれません!

「トレンドを押さえたデザインを考えたい」「今の流行って何だろう?」など、なんでもわれわれT3デザインにご相談くださいね。

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