よく聞くけど今さら聞けない用語集~デザイン編~

2021.10.14
知識 / ノウハウ

こんにちは!小花です!最近、実家の猫が恋しくてたまらない中、友人が次々と猫を飼い始めており…羨ましくて仕方ない限りなのです。コロナ禍でおうち時間が増えた人々が行き着く先はやはり猫なのでしょうか。

今回のテーマは「今さら聞けないデザイン用語集」。今さらと言えば、最近千鳥の相席食堂にハマりまして、1人ケラケラ部屋で笑っています。

そんなことはさておき、本題に移りましょう!今画面の前にいる貴方、デザインに携わり「何だろう?」と思った用語はありませんか?こちらではそんな用語を具体的なシーンと合わせて簡単に解説していきたいと思います!T3デザインにお仕事をご依頼頂いている、またはご依頼を考えているクライアントの方々や、就職活動中、または活動を控えている学生の方々は、よかったら参考にしてくださいね。


1. データ編

1-1. アートボード

アートボード=絵画の「キャンバス」のようなもの。Adobe Illustratorで作業する時にまず用意します。T3デザインではご提案の際には1つの案を1つのアートボードに配置することが多いので、PDFが3枚ならアートボードは3つになります。とても基本的なものなので紹介しましたが、会話の中での出現度は低めかも?

1-2. トンボ

トンボ=印刷物をカットする為の枠です。以上!……だけだとそっけなさすぎるので、少し補足すると、上記画像では印刷範囲が四角で囲まれていますが、実際のデザインデータでは囲みはありません(囲みをデザインとして配置する場合は別ですが)。枠がないと、どのラインでカットすればいいか分からなくなるので、その為のガイドです。

枠がなくても、トンボの内側と内側を定規で合わせてカットすればきちんとカットができます!

1-3. 塗り足し

一般的に印刷物は四六判とか菊判などと呼ばれる大きな1枚の紙に、デザインがたくさん面付けされて、断裁機でズドンとカットされて仕上げられます。デザインに合わせたサイズでぴったりカットするのは至難の技ですよね。なので、ドブとか塗り足しとか呼ばれる処理(実際の仕上がりより大きめにデータを作ること)が必要です。

実際の紙サイズは四角の枠サイズですが、少しはみ出して塗っておくことで「印刷ミスで端っこが塗られていない!」というような事故を防ぎます。この「少しはみ出して塗っておくこと」を塗り足しと言います。

1-4. zipファイル

zipと聞いたら朝の番組を思い浮かべてしまうかもしれませんが、zipとは、複数のファイルなどを1つのファイルにまとめる「アーカイブファイル」の形式の1つ。ファイル名の最後に「.zip」という拡張子がついているデータを見たことありませんか?データを1個1個送るのは、送る側も受け取る側も大変ですし、容量が大きかったらひとたまりもありません。が、フォルダごとzipにすればそのたった1つのzipファイルを送るだけで済むのでもうそれはそれはラクチンです!

1-5. アウトライン

これは1番お問い合わせいただく用語かもしれないです。「アウトライン化する」とは、Adobe Illustratorで入力した文字情報を、図形にしてしまうこと。なぜこの作業が必要かというと、例えばこだわってフォントを選んだアウトライン前のデータを、そのフォントがインストールされていない環境で開いた場合、その文字は別のフォントに置き換わってしまいます。それでは意図したデザインとは違って受け取られてしまいますよね。でもアウトライン(図形)化しておけばOK!ただ、アウトライン済みのデータはもう文字情報は消えてるので例えば違う文章に変えたい、となったときに、データの変更が難しい…...!ですので、アウトライン前とアウトライン後のデータどちらも保管しておく必要があります。

1-6. リンク画像と埋め込み画像

これもかなりお問い合わせが多い用語。IllustratorやIndesignなどでデザインを作成する際に、イメージ写真だったり、あるいはイラストだったりと画像を使用することが多々あります。画像の配置方法にもいくつかあり、Illustratorファイル自体には画像データの情報を保存せず、表示のみすることを「画像をリンクする」と言います。画像の場所を参照して表示しているだけなので、Illustratorファイルの容量が小さくなります。画像を埋め込むと、Illustratorファイル自体に画像のデータが保存されるので、Illustratorファイルが重くなる(容量が大きくなる)ので、作業中の動作が遅くなったりと正直あまり良いことがありませんので、デザイナーは作業効率アップの為、基本的に画像はリンクさせて作業します。

ただ、デザインデータを入稿する際や他のデザイナーにデータを渡す時などはリンクさせている画像も一緒に送る必要があります。リンク画像を送らず、Illustratorファイルのみを送ると「リンク切れ」という画像行方不明状態になってしまいますので要注意(画像埋め込みの場合はOK)!

2. カラー編

2-1. CMYKとRGB

よく出てくるRGBとCMYKという単語。どちらも色の表現方法ですが、それぞれで全く異なる表現方法です。これはネットで調べると、「RGBとは色の表現法の一種で、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue)の3つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合の一種である.........」と難しい説明がたくさん出てきますが、端的に言うと以下のような感じです。

RGB

  • 赤、緑、青(Red,Gree,Blue)の三色で表現
  • テレビ、PC、スマホなどのディスプレイはRGBで表現されている。
  • RGBの3色を混ぜると白になる。

CMYK

  • シアン、マゼンタ、イエロー、キーカラー/黒(Cian,Magenta,Yellow,Key Color)の4色で表現
  • 印刷物や絵などはCMYKで表現されている。
  • CMYKの4色を混ぜると黒になる。

全てを混ぜた時の色が白と黒、正反対なのがおもしろいですよね。これが「加法混色/減法混色」というものなのですが、データ作成時は「PCやスマホなどのスクリーン用にはRGB、印刷用にはCMYK」ということを覚えておきましょう!RGBは表現できる色の範囲がとても広く、画面で見るととても鮮やかですが、印刷ではその鮮やかさはCMYKの掛け合わせでは表現できないので鈍くなります。つまり、この設定を間違えると最終的な印刷物の色が悲惨なことに……!!

2-2. 特色

特別な色、と書く特色。なんだかとっても贅沢な何かなんじゃ……と不安になるかもしれませんがご安心ください!デザイン界ではよく使われるワードです。PANTONE、DIC、色指定、など場合によって呼び方は様々ですが、簡単に言ってしまうと1色のインキのことです。一般的に、印刷するときはCMYKの4色のインキを掛け合わせて色を表現します。

じゃあ特色なんてなんのために使うの?ってとこなんですが、特色は印刷前にインクを調合して先にその色のインクを作ってしまいます。つまり、場所に合わせてインクを掛け合わせるCMYKと比べると、1色のベタ面などは、特色を使った方が仕上がりが綺麗に安定します。他にも、CMKY4色では掛け合わせでは表現できない蛍光カラーを印刷できたりします(ゴールドやシルバーもそうですね)。

特色を指定する為のカラーガイドたち

また、容器などの媒体が紙でない場合もよく特色が使われます。例えば化粧品の容器自体に着色したい時に、色を練り込むことがあります。完成形はこの色がいいよね、という共通認識をもつための指標となるのです。

ほんの一例ですが、T3デザインでも特色を使ったデザイン実績があります。どれもキレイな色で表現できているので是非ご覧ください!

T3デザインが制作した特色を生かしたパッケージ実績たち。

3. 用語が分からなくてもしっかりサポートします!

以上、いかがでしたでしょうか?なんとなく知っていたけど、なるほどそういうことだったのか、と思っていただけたら、とってもうれしいです!共通認識のデザイン用語を通して良いものをつくるお手伝いができれば本望です。もちろん「用語なんて分からない!」という企業様からのお問い合わせもお待ちしております!T3デザインがしっかりとデザイン制作させて頂きます!本記事を読んでいただき、ありがとうございました〜!